ビリー・ジョエル・ライブ@東京ドーム(セットリストあり)。

ビリー・ジョエル・ライブ@東京ドーム 2006年11月28日

[セットリスト]
怒れる若者
マイ・ライフ
マイアミ2017
オネスティ
エンタテイナー
ザンジバル
ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド
ドント・アスク・ミー・ホワイ
ストレンジャー
素顔のままで
ムーヴィン・アウト
イノセント・マン
キーピン・ザ・フェイス
シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン
愛はイクストリーム
リバー・オブ・ドリームズ
(ゲストが一曲)
ハートにファイア
ビッグ・ショット
ロックンロールが最高さ
ガラスのニューヨーク
イタリアンレストランにて
ピアノ・マン(前奏に「さくら」付き!)

というわけで、行ってきました、ビリー・ジョエル・ライブ@東京ドーム。
単独公演は実に11年振りです!(前回は95年1月ですから、実質12年ですけどね)
正直、御大の調子が心配だったのですが、とんでもない!
めちゃめちゃエネルギッシュなステージでした。

定番の「怒れる若者」の速弾きのイントロで、まずは客席のハートをわしづかみ。
「エンタテイナー」・「ザンジバル」・「ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド」のあたり、
ファンにとってはおなじみのラインナップ(というか、「ザンジバルやってくれるんだ!」という感じ)
なんですが、一般的な知名度のある曲ではないので、ちょっと回りの反応が薄めだったのが残念だったり。
ってゆうか、知らない曲でも、「ザンジバル」のペットのソロとか、
「ニューヨーク~」のピアノ&サックスの掛け合いとか、
客席からヒューヒュー声が出るとこだろうよ!って思うんですけど。
(この辺、ノリとしてはジャズのライブですね。ビリーの曲の中でもとりわけジャズっぽいナンバーだし)
やっぱマークのサックスは泣かせるよな~、と聞き惚れてました。

「ムーヴィン・アウト」のイントロ、ビリーが日本語で
「イチ、ニイ、イチ、ニイ、サン、シ!」と日本語で拍子を取ってました。
別のライブ盤では、「ドント・アスク・ミー・ホワイ」の拍子を
確かイタリア語で取ってた時もあったはず。
(別にイタリア公演ではなく、会場はNYのMSGだったのですが…)
これも「お約束」の一つですよね。他には、「マイ・ライフ」で入る「バカヤロー」の声とか。
次の「ストレンジャー」といい、日本のファン向けにサービスしてくれてるんだなーと。
正直、「ストレンジャー」が聴けると思ってなかったので、めっちゃ嬉しかったです。

「素顔のままで」は、昔からのファンならご存知の通り、前妻に捧げた歌だったので長らく封印されてきた曲。
すっごくいい曲だったので、みんな聴けなくて残念に思っていたのですが、
どういう心境の変化からか、2000年のミレニアム・ライブから復活してます。
いやー、もうこれ聴けただけでファンとしては感涙ものですよ、ほんと。

で、ムーヴィン・アウトが終わったところで、ビリーがやおら立ち上がり、マイクスタンド出現。
「おっ、何をやるのかな?」と身構えたところへ「イノセント・マン」のイントロが流れてびっくり!
以前ミュージカル『ムーヴィン・アウト』の感想にも書きましたが、
http://blogs.yahoo.co.jp/historian126/38950340.html
この曲のさびは超絶ハイトーンの連続、しかも掛け合いなのです。
で、ちょっとハラハラしながら聴いてたんですが…スゴイわ。
もうね、シビれました。
単に音域が高いだけじゃなくて、年を経た今でしか出せない「味」がたまりません。
つくづく、(作詞・作曲の先進性はさておいて)歌手の年齢的限界って超越できるんだなあ、と。
個人的には、今回のライブで一番「聴きに行って良かった!」と思った瞬間でした。
以下、「キーピン・ザ・フェイス」・「シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン」と
落ち着いた佳曲が続いたところまでが前半という感じ。
(続きます)