日本語にご注意を。

本編が書きあがってないのにおまけもへったくれもあるかいな、ですが、
西美濃地域で出会ったなんだかおかしな日本語です。

・円興寺木造聖観音立像の説明板(入り口版)
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_45502192_0?2007-03-17 01:12:14
「グット張り詰めた緊張感」の「グット」もなかなかステキですが、
「衣文にあらわれた翻波線の切れ味は、するどいうちにも温容を遺憾なくあらわした
 平安前期貞観彫刻の典型である」
…わからん。意味がわからん(苦笑)。
するどいうちにも温容をあらわした翻波線の切れ味てどんなんでしょうね?
そもそも「遺憾なく」の用法も間違ってないか?(笑)

・円興寺木造聖観音立像の説明板(境内版)
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_45502192_1?2007-03-17 01:12:14
「等身像を上回る彫刻的な大きさがあり」
彫刻的な大きさ…なんか中国語の字幕みたいですね(笑)。
いや、多分、「光背を除いた像自体の大きさ」のことが言いたいんでしょうけどね。
で、「実物大以上の量感と高度な緊張感にあふれ」
…わからないです、やっぱり(苦笑)。
「高度な緊張感」…。「グット」の方が好きだな~(笑)。

・円願寺跡の説明板
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_45502192_2?2007-03-17 01:12:14
極めつけはこれっす。
東海道の旅人、特に足の弱い女子供が山上の円興寺や朝長公の墓に参詣することができない人のために
 山上の朝長公の墓と同じものをこの寺の一角に建てました」
…書いてるうちに主述関係がわかんなくなっちゃったのかな。
そういうことあるある(苦笑)。
「足の弱い女子供が」「参詣することができない人のために」「建てました」
になっちゃってます。
たった一文字、「が」が「など」になってれば大丈夫だったのに。惜しい。
(それでもわかりにくいっちゃあわかりにくいけど)

いや、せっかく親切に説明板立ててくれてるわけなんで、
「ああっ、校正かけてあげたい!」って気持ちになるんすよ(笑)。