五色塚古墳。

先日の東京・鎌倉旅行について書きたいのは山々なのですが、
先に明石海峡大橋周辺の史跡巡りのレポを最後まで。

五色塚古墳
実は私、考古遺跡にはそれほど興味がありません(「現存文化財と比較して」の話ですが)。
五色塚古墳については、行ってみるまでは、名前はなんとなく知っている程度。
明石海峡大橋周辺の史跡を事前にピックアップしているうちにすぐ近くだとわかったので、
「せっかくだからついでに行ってみよう」ぐらいに思っていたんですが…。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831214722.jpg
実際に見てビックリ。デカい!
デジカメの画面に全体を収めるなんて絶対無理。
全長194mですが、実はこれだけの規模でも、古墳の中では41番目の大きさ。

この五色塚古墳の特徴は、なんといっても「古墳の上に登れる」ことにあります。
たいていの大規模古墳は、天皇陵として宮内庁管理だったり、
遺跡保存のために立ち入れなかったりするものですが、
五色塚古墳はきちんと整備が行われ、墳丘部分に登ることができるのです。

というわけで、「体験できるものは何でもやってみたい」というタイプなので、
もちろん登ってきました(笑)。
気持ちいい~♪

・前方部(後円部から見てます)
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831214725.jpg

・後円部(前方部から見てます)
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831214731.jpg
ちなみに、使われている葺石は、発掘されたものを前方部で使用し、後円部は整備時に葺き直したものです。

立地的には明石海峡を見下ろす高台にあるのですが、登ってみると実際に淡路島が一望できます。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831214735.jpg
地理的な知識を、こうやって体験で裏付けられるのはステキです。

現在の管理者はもちろん神戸市の教育委員会なのですが、
管理事務所の運営など実際の現地での管理は、NPO法人「輝かすみが丘」が委託を受けて行っています。
(公式HP http://www.hi-net.zaq.ne.jp/bucdm105/ 
 五色塚古墳の詳しいデータについてもこちらをどうぞ。)
遺跡管理が地域の方によって行われているなんて素晴らしい!
かなり暑い日だったのですが、管理事務所に行ったら冷えたお茶まで出して下さいました。
いろいろお話も聞かせていただいて、どうもありがとうございました。

というわけで、お近くに行かれましたら、みなさまぜひ五色塚古墳にも行ってみて下さい!!

あと、お隣には、小壷古墳という五色塚古墳より少し古い円墳もあります。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kaisyakunomeikyu/20190831/20190831214738.jpg