東京文化会館。

お日様が帰ってくるとともに、体調も回復。やれやれ。

さて、「ここはどこでしょう?」の宮内庁書陵部東京大学史料編纂所でしたが、
はどこだったかというと、東京文化会館でした。
JR上野駅の公演口の改札を出ると、真正面にある建物ですね。
決して「史跡」ではないとは思うんですが、そろそろ歴史的建造物の域には入りつつあるでしょう。

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1961年の日本建築学会賞作品賞を受賞した建物で、
設計者の前川國男は、ル・コルビジェの弟子に当たる日本のモダニズム建築の先駆者です。
ちなみに、前川は京都会館の設計者として、1960年の日本建築学会賞作品賞も受賞しています。
そう言われると、確かに京都会館東京文化会館て、外観とかは似てる気がしますね。
(もっとも、モダニズム建築は普遍性を旨としているので、似ていて当然といえば当然か…)

外観的な特徴はコンクリートの大庇と前面のガラス張りですが、
個人的にいつも面白いなと思うのは、ホール内壁の前衛的なデザインです。
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面白いとは思うんですが、音響的にはどうなんだろう?といつも思ってしまいます(笑)。

東京都交響楽団が本拠地としており、また海外の歌劇場の来日公演で使われることの多いホールですが、
個人的には「東京バレエ団のホームグラウンド」なイメージ。
東京バレエ団の」というよりは「NBS(日本舞台芸術振興会)の」なんでしょうけど。
昨年連載が再開された(しかも連載誌が『モーニング』から『スピリッツ』に移った)
曽田正人『昴』で、主人公宮本すばるの来日公演の舞台とされていますし(しかも主催はもろNBS)、
有吉京子『SWAN』で東京世界バレエコンクールの舞台となるのもここです。
やっぱり「バレエといえば東京文化会館」なイメージがあるんでしょうかね~。