荻窪八幡神社。

杉並アニメーションミュージアムのお向かいにあるのが、荻窪八幡神社という神社です。
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社伝によると創建は寛平年間で、1062年の前九年合戦に際して源頼義が戦勝祈願し、
凱旋時に社殿を修造して盛大な祭礼を行ったそうです。
(…って、前九年合戦は頼義の陸奥守在任中に起こったので、
 その前に戦勝祈願なんかできるわけないはずですが…。まあ気にしない気にしない。)
で、その後、1477年に太田道灌が豊島泰経の石神井城を攻める際に軍神祭を行い、
社前に槙の樹を1株を植栽し、それが現在も残る「道灌槙」だ、ということだとか。
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ほんとに余談ですが、『炎の蜃気楼』で石神井城の落城にまつわる話があるんですよね。
(豊島園のプールに怨将が登場するのだ 笑)
石神井城には落城の際に白米伝説があって、
(水の手を立たれた城兵が、白米を水に見せかけて敵の目をごまかそうとする、という伝説)
それを子供の頃に雑誌で読んでたから石神井城のことは知ってたんですけど、
よくこんなマニアックなエピソードを持ってくるなあ、と読んでて思ったんですよね。
他の怨将は基本的に戦国時代の著名な武将ですけど、石神井城だと時代的にも50年は確実にずれるし。
こういう史跡があってみると、案外関東の方にはなじみのあるエピソードだったりするんでしょうかねえ。


おまけ。
境内にはこんな注意書きが。
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「球戯」と書いて「マリアソビ」と読む、その感覚がなかなかステキ。