竹内街道を行く(その0)。

暖かくなってきたので、久しぶりに史跡歩き計画発動です。
行ってきたのは竹内街道(たけのうちかいどう)沿いの史跡。

竹内街道大阪平野奈良盆地を結ぶ古代以来の重要な幹線道路で、
日本書紀推古天皇21年(613年)11月の記事に
「自難波至京置大道」(「難波より京に至る大道を置く」)
と記されている「大道」が、この竹内街道に比定されていることから、
最近では日本最古の官道として宣伝されています。
 ↓クリックで拡大図が出ます
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今回歩いたのは、そのうちの葛城市から太子町の区間
この地図でいうとほぼ国道166号線と重なる区間ですが、ゴールでまた合流するものの、
実際には近鉄当麻寺駅(ちょっと切れてるけど地図の右端下1/3ほどのところです)→
当麻寺→真南に下って国道166号線→竹内峠→鹿谷寺跡→孝徳天皇陵→小野妹子墓→二子塚古墳→
推古天皇陵→用明天皇陵→叡福寺・聖徳太子御廟所→通法寺跡・源氏三代墓→
壷井八幡宮(地図の左端上)→→近鉄上ノ太子駅というコースなので、
竹内街道を歩いたのは全体の行程の1/3くらいですかねえ。
道そのものはほとんど現国道なので、いまいち感はありますが(奈良街道のほうが断然面白かった)、
途中で一部、現国道から外れて旧街道部分を歩く個所があり、そこはそれなりに雰囲気は出ています。

↓分離個所。
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「このまま歩道のない国道をあるかされたらどうしよう」と不安だったので、正直安心しました。

↓こちらが旧街道
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↓竹内峠の辺りではこうやって並走します。
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ちょうどこの辺りには「鶯の関」と呼ばれる関所があったそうです。
今は石碑が建てられています。
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全部で15km以上は歩いたでしょう。20kmは行ってないかな。
アップダウンが結構きつかったとはいえ、去年の4月の奈良街道に比べてずいぶんと疲労度が高い気が…。
足にかなり来てます。
やっぱ定期的に歩かないとなまっちゃいますねー。
去年の9月の鎌倉は自転車で回ったので、実質1年ぶりですから。

というわけで、レポはぼちぼちとアップして行きます。
これで多少は歴史研究者のブログらしくなるかな~(苦笑)。