長谷寺(国宝三寺社一気制覇・その1)。

さて、今月の上旬に行ってきた国宝三寺社巡りのレポです。
振り出しは奈良県桜井市長谷寺
なんといっても本尊の十一面観音が有名で、西国三十三箇所音霊場の第八番札所になっています。
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門をくぐると、長い長い登廊というのがあります(重要文化財)。
数えたわけじゃありませんが、段数は399段あるそうで。

んで、登りきるとお目当ての本堂(国宝)なのですが…。
清水寺などと同様に崖にせり出して建てられているので、建物に寄り過ぎると逆に写真が取れません。
というわけで、じゃあどこがいい撮影ポイントなのかねえ…と歩いているうちに、
たまたま絶好のところを見つけました。
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どうですか?

これ、境内図でいうと一番南側の本坊から撮ってます。
本坊自体には特に見所はないんですけどね、適当に歩いて行ったらたどり着いちゃって(笑)。
あ、本堂は1588年(天正16年)に再建されたものだそうです。
本堂からの眺めもなかなかよろしかったです。
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他の建物では、五重塔がとってもいい感じでした。
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実は戦後の建物なんですね(昭和29年建造)。
新しかろうがなんだろうが、いいものはいいです。

そのお向かいには三重塔の跡が。
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明治九年に火災で焼失したそうです。残念。


このほか、いろいろなエピソードに関連する史跡があるのですが、
なんだか結構ぞんざいに扱われていたような…。
まあもっとも、やたら滅多と石碑や解説の駒形がある京都みたいな町のほうが珍しいんでしょうけどね(笑)。
というわけで、一部ご紹介。

・貫之梅
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紀貫之の「人はいさ 心も知らず 古里は 花ぞ昔の 香ににほひける」の歌の梅ですね。

・定家塚
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真ん中の五輪塔が定家塚なのは確実ですが、左右のどちらが藤原俊成の碑なのかはわからず…。