なんだか長らくほったらかしにしてしまいましたが、
この記事の続きです。
というわけで、
白峯寺について。
寺伝では、開基は
弘法大師空海・智証大師
円珍とされていますが、
空海はここに如意宝珠を埋め閼伽井を掘ったとされているだけで、
神託を受けて、流木から千手観音を切り出して本尊とし、仏堂を建てたとされているのは
円珍です。
なんだか
空海の伝承はずいぶんと後付っぽい感じがしますが、どうなんですかねー。
まあそれはさておき、確実なのは、
保元の乱で讃岐に流された
崇徳院が、
死去したのちここに葬られ、付近に建立された頓証寺が
白峯寺の前身らしい、ということです。
崇徳院没後しばらくしてから、院と縁の深かった
西行もここを訪れたとされています。
というわけで、こちらが現在
崇徳院の御廟とされている頓証寺。
…と、それはいいんですが。
ここはあくまでも御廟であって、ここからも
崇徳天皇の白峯陵は遥拝できるんですけど、
白峯陵はまたちょっと別の位置になるんですよね。
ということをすっかり失念していて、なんとここまで行っておいて、
肝心の
崇徳天皇陵にお参りするのを忘れてしまっていたのでした。阿呆だ…。
まあ、いずれまた行ける機会もあるでしょう、ということで。
それにしてもバカだなあ…。