河原町ビブレ、7月末で閉店。

河原町ビブレ」7月閉店 開業40年、商圏変化響く(京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100203000082&genre=B1&area=K00
 京都市中京区の商業施設「河原町ビブレ」が7月末で閉店することが3日分かった。最大テナントの雑貨量販店「京都ロフト」は市内で移転する方針。周辺では、先月28日に百貨店「四条河原町阪急」の今秋閉店が発表されたばかりで、京都を代表する繁華街・四条河原町の集客力低下が懸念されている。

 河原町ビブレは地下1階、地上6階建てで、売り場面積は約7千平方メートル。1970年に衣料品専門の「ニチイ」として開業し、83年から若者向け衣料に特化した「ビブレ」に衣替えした。2003年からは1~5階にロフトを誘致し、直営部分は地下1階に絞っていた。

 ビブレを運営するイオングループのマイカル(大阪市)は「JR京都駅周辺の開発が進み、京都の商圏が変化したことが響き、売り上げが下がっていた」(社長室)としている。ビブレは、北区の「北大路ビブレ」など全国に18店あるが「ほかに閉店の予定はない」という。

 買い物に訪れた左京区の女性会社員(59)は「昔からよく来ていたので残念。ロフトの移転先が気になります」。近くの大学生(19)も「びっくりした。河原町全体がさみしくなるのでは」と残念そうだった。
これはショックなニュース。
先日は四条河原町の阪急百貨店が秋で閉店するニュースが出てましたが、
個人的にはこっちの方がずっとショックです。
阪急百貨店の場合は「やっぱりか」という感想でしたから。
そして、確かにロフトがどうなるのかは気になる。

まあ確かに、JRの積極経営と京都駅前再開発の結果、人の流れの中心が、
阪急・京阪のターミナルである四条河原町から、京都駅から地下鉄で直結の烏丸通に動いちゃったんですよね。
そして、厳然たる事実として、京都という街には核を2つ形成するだけの経済力がない。

とはいうものの、京都駅近辺は宿泊施設が集中しているイメージが強く、
烏丸通もまだまだオフィスが中心で、どちらも商業地区という感じではありません。
もうちょっと何とかしないと、商圏の中心が移行したというよりは、
単に商業地区の中核が失われたというだけになってしまいそうな気がしますが…。