半木神社。

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京都府立植物園の中には、植物園の開園以前からある神社がひとつあります。
それがこの半木(なからぎ)神社。祭神は天太玉命です。
解説板によると、所在地の錦部郷が1018年(寛仁2)に賀茂社領とされたのを契機に勧請されたようで

たしかに賀茂社領ではけっこうよくある話なのですが…。
賀茂氏秦氏との人々が職業の守護神として四国の阿波国から天太玉命を勧請した」とあって、
 1)いまさら摂関期に渡来系氏族が養蚕をメインの生業としてアイデンティティにしてたの?
 2)そもそも天太玉命って忌部氏氏神だけど、養蚕の神様なの?
という疑問が。よくわかんないなあ。
と思って『京都市の地名』(平凡社の『日本歴史地名体系』)を繰ってみたら、載ってないし…なぜ??
というわけで、よくわかりません。すいません。

なのですが、「鎮守の森が植物園内にまるっと残されている」という感じで、
これはこれでとっても面白かったです。
同地域の植生なので当然ですが、雰囲気は下鴨神社の「糺の森」に似てました。