秋篠寺。

長らくほったらかしにしていた奈良のレポの続きです。
平城宮大極殿から近鉄西大寺駅に出て昼ご飯を食べて、午後の部の振り出しは秋篠寺。

秋篠寺は善珠僧正の開基と伝える寺院で、史料上の初見は780年(宝亀11)です。
建立の事情は良くわからんのですが、光仁天皇によって封戸が施入されたり、
桓武天皇の五七日の法要が行われたりと、どうも当時の天皇家と関係が深かったようです。
が、他の南都の寺院の大半と同様に、平安遷都後は衰退し、
1135年(保延元)の火災などで創建時の伽藍はほぼ消滅しました。
というわけで、国宝の本堂も鎌倉期に立てられたものです。
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横幅がカメラに収まりきらない…。
建物が長いこともありますが、ちょっとした森の中にあるようなお寺なので、
これ以上後ろに下がれないんですよね。
 
まあきっと、本堂よりは中に安置されている伎芸天像の方が有名なんでしょうけど。
天平美人さんな仏像です。