桜井神社。

さて、住吉大社の次に向ったのは、堺市にある桜井神社です。
堺とは言っても、場所を調べてみると…
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そりゃもう、堺というよりは大阪狭山か河内長野じゃないか、という(苦笑)。
うー、「堺=港町」ばかりじゃないってことですね。
 
合唱のレッスンの前だったので、これはついでっていう訳にもいかんかなあ…と思っていたんですが、
調べてみたら、最寄り駅が「栂・美木多」という駅で、なんとレッスン会場が駅のすぐ隣だったという偶然。
ラッキー♪
というわけで、生まれて初めて泉北高速鉄道に乗り(そんなのあるですよ)
駅からてくてく歩いて20分ちょいくらいで、お目当ての桜井神社へ。
 
桜井神社は、創建がいつかはわかりませんが、『延喜式』には名前が記載されている式内社です。
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こうやって2枚並べると、どう見ても下の内拝殿の方が古そうで、こっちが国宝だろうと思ってしまうのですが、
なんと実は上の拝殿の方が国宝。
鎌倉時代中期の建築だそうで、二重虹梁蟇股といわれる古い形式の架構法が用いられており、
内部中央を土間の馬道とする割拝殿という形式だそうです。
(ただし、もとからこうだったわけではないようですが)
確かに、そもそも神社建築は定期的な建て替えが基本な上に、
残っている古い建築はほとんどが本殿なので、拝殿の古例というのはかなり珍しいですね。
他に何があるわけでもないのですが、そういう意味では非常に珍しいものが見られて良かったです。