羽束師神社。

締め切りを延ばしてもらっていた原稿を、ようやく、ようやく、よーうやく書き終えました。
あな嬉しや~。今回は苦労したなあ…。
 
他にも書かなくてはいけない原稿はあるのですが、
とりあえず先月の誕生日以来積み残しにしていた案件を先に片付けることに。
車の免許の更新です。
完全なペーパードライバーでは交通違反のしようもなく、
(厳密には自転車だって違反することはあるわけですけど)
もちろんゴールドなので、更新に行くのも5年振り。
講習の時間も30分コースなのはありがたいことです。
 
さてそれで、京都の運転免許の試験場は、京都市の南の郊外、伏見区の羽束師にあります。
……って、遠方の方にはわかんないし、そもそも読めませんよね。
これで「はづかし」と読みます。
平凡社の『京都市の地名』だと「はつかし」になっているので、本来は濁音ではなかったのかも?
さらに言うと、天平勝宝元年(749)の奴婢帳(正倉院文書)には「羽束郷」とあるそうなので、
それがなんで「羽束師」になったんですかねー??
 
そんなわけで、試験場から徒歩10分ほどのところにある古社が、羽束師神社です。
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なんでも史料上の初見は『続日本紀』の大宝元年(701)4月3日条の「波都賀志神」だそうなので、
そりゃあ相当古いですよね。
中世・近世には近隣の鎮守として尊崇されたそうで、そのことは現在の雰囲気からも伝わってきました。
後背の羽束師森も歌枕として有名だそうです。