祇園祭の「屏風祭」

なんか今日は快調だな、ヤフーのブログ。どうした、改心したのか?(笑)

さてさて、sennhakuさんの質問にコメント欄の文字数では答え切れなかったので、こちらにお返事を。
祇園祭で、古いおうちで屏風の披露とかしてるでしょう??
 あれは、どういうきっかけで始まったのですか?
 風通しをかねているのかな、とか個人的には思ってみたり。」

おっしゃっているのは「屏風祭」・「屏風飾」などと呼ばれる習慣のことですね。
多分基本的には、京都人の経済力と見栄(笑)がことの起こりなのだと思います。
「京の着倒れ」に通じるものがあるのではないかと。

時期のことなど詳しくは知らなかったので、検索してみたらこんなのが出てきました。
小嵜善通「祇園祭宵山の屏風飾り」
京都市文化観光資源保護財団HP http://www.kyobunka.or.jp/kaiho/index5.html
えらい詳しいな…要約すると、

1もともと宵山は夜を徹して祭礼の当日を迎える素朴な行事だったが、
 いつしか華やかさを増し、屏風を飾るなどして客をもてなすようになる。
 やがて、それを目当てに一般の見物客が集まりだしたのが起源。
2時期については詳細はわからないが、少なくとも宝暦7年(1757)には定着していた。

ということのようです。
屏風飾りをしているところはだいぶ減りましたが、鉾町の会所で行われる会所飾りの方は健在ですね。
これも、共有の会所でしているところもあれば、個人のお宅でしているところもあります。

今まで見た中で一番すごい祇園祭の展示品は、ボルボのアマゾンというクラシックカー
(家のアルバムをあされば写真があるはずだが、その余裕が…)
町家の入り口の土間に展示されたクラシックカーというのはなかなかの壮観です。
最近ゆっくり回れてないので場所とかはっきり覚えてないんですけど、今でも展示してるのかなあ。