ゲド戦記をジブリが映画化!!

----------------------------------------------
ジブリ新作「ゲド戦記」来夏公開、宮崎吾朗氏初監督
 東宝は13日、「ハウルの動く城」などアニメーション映画のヒット作を送り出してきたスタジオジブリの新作「ゲド戦記」を、来年7月に公開すると発表した。
 監督は、「ハウル――」などを手掛けてきた宮崎駿監督(64)の長男で、東京の「三鷹の森ジブリ美術館」元館長の吾朗氏(38)が務める。同氏はこれまで建設コンサルタントとして都市緑化などの計画、設計に携わってきたが、アニメ制作にかかわるのは初めて。
 「ゲド戦記」は、米国の女性作家アーシュラ・K・ル・グウィンさんのファンタジー小説が原作。竜が空を舞う架空の世界を舞台に、大賢人ゲドと王子アレンの旅を描く。吾朗氏が監督をすることに宮崎駿監督は反対したというが、スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーは「父の不安を払しょくするような立派な作品をつくってほしい」との談話を発表した。
(読売新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000511-yom-ent
----------------------------------------------

なんと!!『指輪物語』・『ナルニア国物語』と来て、次は『ゲド戦記』しかないよな~と思っていたら、
まさかジブリでやるとはね。
うーん、期待はしてみたいところだけど、どうなんだろ。正直、不安の方が大きいかな…。
そもそもの問題は、原作に忠実に作るの??ってことですが。
一作目の「影との戦い」はとことん自分探しの旅なので(←これってネタバレ?)、
ジブリの好きそうなテーマではあります。
あと、「そのものの名前を知ることによって、それを支配することができる」という設定は、
千と千尋の神隠し』でそのまんま登場してましたね。
もっともこの設定、日本だと昔話「大工と鬼六」を思い出させるので、他地域の事例は知りませんが、
「名前の持つ力」というのは、きっと洋の東西を問わず、前近代社会における共通の思想なのかなあと。
「大工と鬼六」についてはこちらをどうぞ http://www.e-hon.jp/bdaikut/daij0.htm
大工が鬼の名前を知るのが童謡(わざうた)だというのがまた素敵。
「身分が上の人の名前を呼ぶのは失礼に当るから、尊称・官職名などで呼ぶ」っていう発想は
この延長線上なんですかね??
あ、別に専門家でもなんでもないんで、ここまでの話は基本的にヨタですよ(笑)。ご注意ください。

とりあえず、実際にできた映画を見てみないとなんとも言えないので、
今後の成り行きに注目していこうかと思います。
でも、来年7月公開って、あっというまですよね。
そもそもナルニアもゲドももう10年以上読んでないので、読み直そうかなあ。

最近見かける『ライオンと魔女』(ナルニアの映画の第一作)のポスターで、
本物のライオンが出ていることに違和感を感じ得ない今日この頃。
いや、そらまあ確かにライオンなんだけどさあ。
いっそ『オズの魔法使い』とか『ライオンキング』(舞台)みたいにしても
良かったんじゃないの?と思ってみたり。

(追記)
こないだからずっとひっかかってたんですが、「大賢人ゲドと王子アレンの旅」って書いてあるから
映画化されるのは3作目の『さいはての島へ』なのですね。
正直、うろ覚えの部分が大きいので、キャラの名前までは忘れとりました(苦笑)。
1作目はある程度記憶にあったんですけど、2作目・3作目になるとほんと漠然とした記憶しかないな…。
遅れて出た4作目・5作目も結局読んでないので、この機に読み直すことにします…。