元木泰雄編『日本中世の政治と制度』刊行
元木泰雄編『日本中世の政治と制度』、刊行です!
今年3月に京都大学の御定年を迎えられた元木泰雄先生の、退職記念という位置づけで、先生と門下生を中心に、採録論文数実に21篇!
いずれも力作ぞろいです。ぜひご味読ください。
序…元木泰雄
中世政治の展開
頼朝挙兵の成功…元木泰雄
平家のトノヰ所と押小路東洞院殿…米澤隼人
伊予国の治承・寿永内乱…下石敬太郎
鎌倉初期の足利氏と北条氏…花田卓司
鎌倉時代中期の西園寺家と公武政権…山岡 瞳
初期室町幕府における足利一門…山田 徹
都鄙往還の政治学…小原嘉記
戦国期島津氏の施餓鬼…伊集守道
水夫と戦国大名…村上絢一
中世制度の諸側面
院政・鎌倉期における朝覲行幸の特質と意義…佐古愛己
内教坊小考…辻 浩和
中世前期の王家と女性…佐伯智広
保元・平治の乱と中央馬政機関…長村祥知
鎌倉幕府侍所の成立過程について…滑川敦子
伊勢国における荘郷地頭制の受容…勅使河原拓也
戦国期幕府奉行人の経済基盤…佐藤稜介
中世史研究の視角
武家政権について…岩田慎平
慈円書状をめぐる諸問題…山本みなみ
『愚管抄』成立の歴史的前提…坂口太郎
中世為替制度の日中欧比較…伊藤啓介
戦国期大友当主起請文考…窪田 頌
あとがき…佐伯智広