世界選手権6日目(女子フリー)。

女子最終結
1 Kimmie MEISSNER USA 218.33 2 5 1
2 Fumie SUGURI JPN 209.74 1 2 2
3 Sasha COHEN USA 208.88 3 1 4
4 Elena SOKOLOVA RUS 202.27 6 3 3
5 Yukari NAKANO JPN 195.65 2 6 6
6 Sarah MEIER SUI 195.11 5 4 5
7 Joannie ROCHETTE CAN 189.41 1 7 8
8 Emily HUGHES USA 184.75 3 10 7
9 Susanna POYKIO FIN 180.06 7 9 9
10 Kiira KORPI FIN 176.65 5 11 10
11 Yoshie ONDA JPN 172.46 6 12 12
12 Carolina KOSTNER ITA 172.45 4 16 11
13 Mira LEUNG CAN 168.80 4 14 13
14 Elene GEDEVANISHVILI GEO 164.92 9 8 17

女子はなんとキミーちゃんが最終日でぶっちぎってしまいました。
いやー、ビックリ。3人娘の1人として期待はしてたけど、ここまでとは…。
3-3ジャンプをあれだけきっちり(しかも2回)決まって凄まじかったです。
動きがとってもキビキビしててイイですね~。見てて気持ちがいいです。

あと、結局スピン・スパイラルともにビールマンなしで勝ちましたよね。
やたらめったビールマンばっかりで食傷気味だったので、これで歯止めがかかればうれしいです。
(新採点だからってビールマンしなくても勝てることを証明してくれたわけなので)
いきなり世界チャンピョンになって、これからがなかなか大変かもしれませんが、
4年後のバンクーバーに向けて大成目指して頑張ってほしいものです。

それにしても、これに加えて今回出場してないシズニーとかもいるわけで、
アメリカの層の厚さはほんとハンパじゃないっすね。

コーエンに関しては、もはや何も言うまい。
過酷な現実を前にして、言葉はあまりにも無力です(苦笑)。
ってゆうか、一度でいいから誰か彼女に勝負強さの魔法をかけてあげて下さい。
あまりにも気の毒で…。

村主さんは、おめでとう!の反面、少しの残念さも。
なんかねー、キミーちゃんがあそこまでのことをやってのけるというのは予想外だったにせよ、
表彰台のてっぺんに自力で登るのはちょっとつらいんだよね~。特に新採点方式では。
まあなんだろう、採点の結果で表現者としての村主さんの素晴らしさが損なわれるわけじゃありませんから。
これからも素敵な演技を見せてほしいと思います。
(あ、そんなわけなので、勝負へのこだわりはすごく共感できるのですが、
 個人的にはドーナツスピンは来季はやめといた方がよろしいんではないかと…)

中野さんは、どうなんだろう、今シーズンめちゃめちゃ伸びた一方で、新たな課題も見つかったような。
よくわかんないんですけどねー、次の一手が。どうしたらPCSを伸ばせるのか。
あと、TCSに関しては、採点の内訳がわからないのでなんともいえませんが、
GOEが低く抑えられちゃってるのかな?これがまたなんとも難しいところ。
来季はさらに進化した中野さんの演技が見てみたいです。

恩田さんは、とにかくほんとにお疲れさま!
ステップに入る前にものすごい形相で、思わず手に汗握っちゃいましたけど、
演技後の笑顔とインタビューでの涙で、胸が熱くなりましたよ。
正直シーズン序盤は、ここまで恩田さんに入れ込むようになるとは予想もしてませんでしたけどね(笑)。
来季も現役続行する踏ん切りがついたみたいで何よりでした。
続けていくのもこれから色々大変だと思いますけど、元気一杯で力強い演技に磨きをかけて欲しいです。
シュイナールコーチとの相性もすごくいいみたいですし、二人三脚で頑張って下さい。
(どっかスポンサーとか付きませんか?
 金芽米みたいに先行投資がきっとでっかくなって帰ってきますよ~ 笑)

ロシア勢はどうなることかと思って心配してましたが、ソコロワちゃんはよくぞ踏ん張った!
表彰台連続記録こそ途切れてしまいましたが、トリノからこれだけ立て直してきたのはすごいです。
やっぱ今シーズンのフリーのプログラム(ロミジュリミュージカル版)は力強さが合っていいですね。
どうでもいいけど、むちむちっとした二の腕がステキ(笑)。
さて、とはいうものの、さすがに今シーズンでロシアは旧ソ連時代の遺産は食い潰した感じですな。
ジュニアの世界選手権で、全種目きっちり表彰台に食い込んでるのはさすがなのですが。
ここ2年くらいは辛抱の年になるのかな~。

それにしても女子は、20歳以下の選手に有望株がぞろっと揃ってますねえ。
試みに分類してみると、
○アクロバティック系(イメージとしてはコーエンみたいな):
 浅田さん、キミーちゃん、シズニー、コルピ
○パワフル系(イメージとしてはスルツカヤみたいな):
 安藤さん、ヒューズ、ゲディちゃん
○踊り込み系(イメージとしては…誰だろう?一応村主さんとか):
 太田さん(復帰祈願)、マイヤー、ロシェット
こんな感じ?
というか、こういう分類を超越して、
完全にその人の世界を作り上げるレベルにまで持っていって欲しいですね。
4年先を見据えて長く楽しめそうでいいなあ。