雨のモナコ。


「ストリートコース」で「雨」で「トラクションコントロール禁止」とくれば
荒れないはずがない、というのが大方の予想ですが、その通りの結果になりました。
あれやこれやと事多きレースだった割には、上位の顔ぶれは案外変わんないな、という感想。
今回一番お気の毒だったのは、残り11分で追突されて4位入賞をフイにしたスーティルでしょう。
同じく終盤4位走行中にリタイアし、初入賞を逃して号泣した
99年ヨーロッパGPのルカ・バドエルのことを思い出します。
今回の場合、相手がエンジン供給元のフェラーリライコネンなだけに、
怒り爆発というわけにもいかないのが、またお気の毒なところ。

「頑張ったけどまったく報われなかった人」は今回数多いですが、
首筋がだいぶ寒くなってきているだけに、ネルシーニョはせめて完走させてあげたかった。
自分のミスとはいえ、延々エクストリーム・ウエットタイヤで辛抱させられた挙句、
他に先駆けてドライタイヤに変えた結果だからなあ。

同じく首筋が寒い人では、ペヤング先生は8周目で早々に退場…。
今季限りで引退とかヤですよ、先生。