フェルメール展@東京都美術館。

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東京のレポの続きです。
東京駅から上野に出て、目指すは東京都美術館
お目当ては「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」です。
今回は日本では最多となる7点のフェルメール作品が展示されているのですが、
世間的な盛り上がりは、2000年の「フェルメールとその峙代」@大阪市立美術館の時の方が
上だったような気がするんですが…。
距離的な問題と(関西で宣伝打っても効果は薄いだろうし)、
あとはやっぱり、一番有名な「青いターバンの少女」が出てるかどうかは大きいんでしょうね。

と思って、9時前にのうのうと上野公園を歩いていたら…
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えらい並びっぷりです。
開館前からこれかよ~。だから東京って苦手なんだよなー。
チケットをあらかじめ購入しておかなかったせいでさらに時間をロスしたのは、自分の失敗なのですが。
とはいえ、そう長い時間並ばずに入れたから、まだ朝一に行って良かったんでしょうね。

展示の感想は…うーん。
やっぱり光と陰影の表現はすごいなーと思いました。
レンブラントといい、同時期のオランダにこういう画家が出てきたのは、きっと何か要因があるんでしょうね。
というわけで、すごいなーとは思ったんですが、
インパクトとしてはやっぱり「青いターバンの少女」を見たときのほうが上かなー、と。

あと面白かったのは、フェルメール以外の同時期同地域の画家達の作品もたくさん展示されていたのですが、
もうとにかく「遠近法万歳!」な作品が多いんですよね。
一点透視図法・二点透視図法・消失点を複数置いた一点透視図法…
他にも、「床はとにかく市松模様」だったりとか…(ま、実際そうだったのかもしれませんが)
「遠近法が当時の画家達をいかに魅了したか」というのはよくわかるんですが、
後期ルネサンスにおいては新鮮だった技法も、現在の私たちにとっては中学の美術の授業で習うものなので、
なんだか習作っぽく見えてしまって、なんとなく損をしてしまうところもあるのかもしれません。
これは大阪で見たときも同じような感想を持ちました。

というわけで、最後に買ってきたおみやげを。
例によってクリアファイルです。これはなかなか品のいいデザインでした。
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