レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展@京都文化博物館。

今日は仕事のあとに京都文化博物館で、レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展を見てきました。
ダ・ヴィンチミケランジェロの壁画のエピソードを知ったのは、
小学生の時に読んだ『まんが世界の歴史』でだったと思うのですが、
それについての展示が行われるというのでは、見に行かないわけにはいきません。

……が、見た感想としては、「なんかルネサンス展だな、これ」という感じでした。ことのほか面白かったです。
中世~ルネサンス期の絵画をまとめてみる機会って、あんまりありませんからね。
最初に展示されている、15世紀の作のアンギアーリの戦い、ピサの攻略を見ると、
ああ、遠近法以前の中世絵画だなあとうれしくなりました。

で、続いて見たことのある肖像画の群れが。
ピエロ・ソデリーニ肖像画が展示されていてちょっとびっくり。
壁画の製作をフィレンツェ政府が依頼したときの元首がソデリーニだったんですね。
こんな有名どころといっしょに並べてもらえてよかったねと思う反面
(世間的な地位でいえば、チェーザレはともかく、他の人たちよりははるかに高位の人なんですけどね)
壁画が完成しなかったのは、フィレンツェの民主制を維持できずにメディチ家の復帰を許してしまった
彼の治世を象徴しているような気もするな、と思ってしまいました。

それにしても、見ているとフィレンツェに行きたくて仕方なくなって困ります。ウフィツィ美術館とか行きたいな~。