比例代表の話。

手集計ですが、現時点での比例代表の得票数は以下の通りです。
(対象は全ブロックに候補者を立てている政党のみ、カッコ内は議席数、後の数字は前回比)
自民党 18810217(55) -7077581(-22)
公明党 8054007(21) -933595(-2)
[与党計 26864224(76) -8011176(-24)]
民主党 29844799(87) 8808374(26)
社民党 2951179(4) -768343(-2)
共産党 4716320(9) -203497(±0)

小選挙区の数字はオセロのようにパタパタと一気に変わるので、
比例代表の方がより民意の実数に近い部分もあります。
(個人的には、選挙区制を廃止して単純比例代表制でいいんじゃないのかと思ってます)
前回の比例代表は、自民25887798(77)・民主21036425(61)ですから、
今回の自民党のほうが前回の民主党より負けっぷりはひどい、ということでしょう。

数字を見ていちばん深刻なんだなーと思うのは、社民党の惨状ですね。
前回の当選者数は、東京のタナボタ(自民党の名簿が足らなくなった)があって実質5だったのですが、
それと比較しても-1、得票数は実に20%以上の下げ幅です。
自民が勝っても民主が勝っても埋没するのでは、いかんともしがたいものがあります。
あと2回も総選挙をやれば、議席0で参議院政党に転落するんじゃないかな~。
(まあ、そこにこそ参議院の存在意義がある、とも言える)

しかしこうやって見ると、やっぱ固定票を持っている政党(公明党共産党)は強いのね…と思います。
共産党なんて、議席の獲得ブロックまで前回とまったく同じです。
んー、ゲットー化が進んでるな。

ちなみに、幸福実現党の得票数は459382。
思ってたより票を取ったなというのが正直な感想です。ふーん…。
ただし、この数字を仮に参議院選挙の比例代表で取っても、議席は獲得できません。
参議院選挙の比例代表議席獲得には、最低でも100万票以上は必要)
比較して、公明党の8054007という数字はやはりすさまじいものがありますね。
事の良し悪しはともかく。