世界選手権・男子フリー。

第3グループからしか見てませんが、ざっとした感想を。
ジュベは、まあ得点的には物足らないんですけど、
本人が楽しそうに滑ってるからまあ良いかなーと。
(と書いてから気付きましたが、実はフリー4位か!そりゃあの笑顔だわ。)
今からモデルチェンジは大変ですけど、来季を楽しみにしてます。
同じくベテランの域に差し掛かりつつあるトマシュも。

で、4年前の東京大会のトマシュとまるっきり同じ立場になったのがブレジナ
いやー、4回転2種類入れてきますか。びっくりですよ。
これからが本当に楽しみです。

アメリカ勢は、プロ野球で言えば「首位攻防戦を裏ローテで戦うことになった」という感じでしたが、
どうしてどうして、フィギュア大国の底力を見た感じですね。
3人で8位・11位・12位は立派。
3枠とはいきませんでしたが、しっかり2枠は確保しました。

Dテンは、こちらもモデルチェンジ中かなー、まだ物足らないなーと思ってみていたんですが、
最後のステップが素晴らしくて、なるほどこれが目指すところか、と。
来季はぜひフルモデルチェンジした姿を。

んで、最終組。

○Pちゃん
いやー、言うことがない(笑)。
4回転搭載したPちゃんは完璧じゃないですかー。無敵。
ステップもそうですが、つなぎのところとか滑ってるだけで惚れ惚れしますわ。
こうなると、次はぜひ神プログラムを期待したいですね。
オペラ座の怪人」も悪くないんですけど、なんていうかこうもっと有無を言わせぬ圧倒的なのをぜひ。

○織田くん
ある意味で通常営業(苦笑)。
悪く言わんとこうと思うともう笑うしかないので、笑うことにします。
あれさえなければ出来自体は悪くなかったのにねー。
ここまでくると、織田くんがザヤックルールと戦っているのか、
ザヤックルールが織田くんに挑戦しているのか。
なんせ計算上最も早いルール違反ですもんねえ。
杉田さん(CSの解説)でなくてもびっくりして絶句しますって。


○ガッちゃん
いやいや、待ち望んだロシアの救世主光臨ですよー。
正統派スラビッシュ王子様…にしてはコミカルな演技ですけど。
ロシア勢の男子シングル表彰台は、なんと2004年ドルトムント大会以来7年ぶりです。
プルも世界選手権は出てなかったもんねー。

そのプルシェンコは、6分間練習でおやつをぼりぼり食べているところが映されました。
んで、映ると奥さんといちゃいちゃ。そうかそうか。まあ幸せそうで何より。
個人的にはその横で久しぶりにシハルリドゼがテレビで見られて良かったです。

○大ちゃん
いやー、いろんなアクシデントがあるもんですね…。
何事もないに越したことはないのですが、それでもケガでなくて不幸中の幸いでした。
むしろ、「負けてなお強し」という内容でしたね。
あの状況で最後まで滑りきれたのがすごいですよ。
3Aのステッピングアウトと3Sの転倒はエッジの影響と杉田さん。

○小塚くん
こういうときこそ「何事もなかったかのような演技」を!と思っていたら、
本当にやってのけてくれるとは…大器だねえ。
演技そのものの出来映えで言えば、Pちゃんの上を行っていた気がします。やりきった演技。
実際TESはPちゃんより上ですし。すごいすごい。
佐藤コーチがあれだけガッツポーズするなんてはじめて見ましたよ。

○アモちゃん
さあ最後にスカッとした演技を!…と思っていたら。
「これはボーカル入りの曲では…」と本田くん。
確かに…と思って見てたんですが(言われるまでまったく違和感を感じませんでしたが 笑)、
結局減点なし。あれはオッケーなの??
得点が伸びなかったのは、PCSもさることながら、ジャンプの細かいミスの積み重ねかと。
こういう演技はジャンプを完璧にこなしてなんぼですからねー。

Patrick CHAN 280.98 1 1
Takahiko KOZUKA 258.41 6 2
Artur GACHINSKI 241.86 4 3
Michal BREZINA 233.61 7 5
Daisuke TAKAHASHI 232.97 3 6
Nobunari ODA 232.50 2 9
7  Florent AMODIO 229.68 5 7
Brian JOUBERT 227.67 9 4
Richard DORNBUSH 222.42 11 8
10 Javier FERNANDEZ 218.26 14 10
11 Ross MINER 217.93 13 11
12 Tomas VERNER 216.87 8 13
13 Ryan BRADLEY 212.71 12 12
14 Denis TEN 209.99 10 14
15 Peter LIEBERS 205.59 16 15
16 Anton KOVALEVSKI 201.64 17 16
17 Kevin VAN DER PERREN     197.10 15 18
18 Samuel CONTESTI 196.40 18 17
19 Jorik HENDRICKX 188.24 22 19
20 Kevin REYNOLDS 187.23 19 21
21 Paolo BACCHINI 183.13 23 20
22 Nan SONG 176.09 20 23
23 Kim LUCINE 171.93 24 22
24 Joey RUSSELL 168.73 21 24
25 Adrian SCHULTHEISS FNR 25    
26 Viktor PFEIFER FNR 26    
27 Min-Seok KIM FNR 27    
28 Alexander MAJOROV FNR 28    
29 Maxim SHIPOV FNR 29    
30 Misha GE FNR 30

結果だけ見れば見事に「世代交代」しましたね。
こづが最終組→表彰台する日がついに来たかー。
とはいえ、ベテラン勢だってまだまだ負けてませんよ!
大ちゃんの「ソチまで宣言」も出たところで、来季を楽しみにしましょう。
考えようによっては、今年はすぐに来季が始まるわけですし。