コンドルズ『ツタンカーメン』。

コンドルズ京都スペシャル公演第九弾『2008年ツタンカーメン』@アートコンプレックス1928
構成・映像・振付:近藤良平
出演:青田潤一・石渕聡・オクダサトシ・勝山康晴鎌倉道彦・古賀剛・小林顕作・橋爪利博・
   藤田善宏・山本光二郎・近藤良平

というわけで、昨年のメルヘンに引き続き、コンドルズの京都スペシャル公演に行ってきました。
誘ってくれた人に感謝!

どういう舞台かというと、基本的に「学ラン着た男性たちが舞台狭しと踊りまくるwithコント」。
コントのネタも、「面白ければなんでもあり」のノリ。
小ネタあり、懐かしネタあり、お下品ネタあり。
なんてゆうか、いい意味で「飛び切り上質の学祭の出し物」なんですよね、きっと。
ちょっとおバカで調子が良くて、でもやるときゃきちんとキメて、明るくはっちゃける。
そんな男子って、たいていどこの学校にもクラスにもいませんでしたか?
なんかそういうノリを残した大人のみなさんなんですよね、見てて。
ダンスのカッコよさもネタの面白さも、「いい年した大人がやってる」ことで増幅されてる部分がある。
あと、ネタの「ちょっとグダっとしたところもそれはそれで楽しんでください(笑)」
というノリも、「学祭の出し物」的なんじゃないかと。

考えてみると、たまたま周囲がそういう構造なのかもしんないですけど、
お笑い要素を含むいろんな公演なんかを観に行くと、
「お笑いを演じる男子」-「お笑いを見る女子」という構図があるような気がするのですが。
逆に言うと、「いい年した大人がそんなことやって」という面白さって、
なんかあんまし女性がやると成立しない気がするんですよね…
というか、現実に「女性集団による笑いの演じ手」。というのは少数派な気がする。
これは見る側の私(というか、多数派)のある種の偏見によるものなのか、
それとももっと別の要因なのか、良くわかりませんが。

それはさておき、そんなわけで今年もとっても面白かったです。
とりわけ「オクダサン」の歌は衝撃でした。おなかがよじれるほど笑ったのは久しぶりです。
あれはほんとにある歌なのか、実はネタ用に作った歌なのか、どっちなのかすごく気になる。
あとは、なんたってほんとメンバー全員がキャラが立ってるよなあ。
幕末の志士のような風貌の近藤さんと、明治の元勲のような風貌の鎌倉さん(軍服姿で肖像が撮りたい 笑)の
二人が並んで立ってるという絵だけで、もう理屈抜きで笑えます。
好みが分かれるところなんでしょうけど、好きだなー。