レギュレーション変更作業継続中。

F1はフライアウェイ4連戦を終え、次戦スペインからは欧州シリーズが始まります。
新型インフルエンザの関係で、スペインGPは無観客試合になる可能性があるようですが…。

で、今シーズンは大幅にレギュレーションが改定されましたが、来季も改定の波は続くようです。
F1:2010年からレース中の給油が禁止に(crash.net)
 4月30日に行われたFIA世界モータースポーツ評議会WMSC)の会合の後、FIAは、2010年F1におけるコスト削減の一環として、レース中の給油を取りやめることを発表した。
 給油用機材の輸送コストを削減し、エンジンビルダーに燃費向上への取り組みを促すため、来季ピットストップ時の給油をなくすことが決定された。
 さらに、タイヤブランケットおよびその他のタイヤを温めるためのデバイスも来季は禁止される。
えーっと、確か前回給油が解禁されたのは94年シーズンのはずなので、
(んで、ベネトンが給油リグを不正改造して、ヨス番長が火ダルマになる事故発生)
給油禁止となると17年ぶりですか。
もとはといえば、
 なんとなく給油しないのが当たり前
→1983年に鬼才ゴードン・マレーブラバム)が給油作戦を思いつき、
 BT52でピケがチャンピオン獲得(※この年も給油中に火災事故発生)
→翌年に給油禁止
→1994年に給油解禁
という流れ。
ここ数年「給油禁止」という案はたびたび出てて、安全面から採用に至らなかったように思うのですが…。

安全性の問題以外には、タンク容量・燃料重量が大きくなることで、
マシンバランスがかなり変わるのと、コックピットがより小さくなるでしょうね。
大柄なドライバーはますます辛くなるだろうなあ。

あと、給油が不要になっても、タイヤの交換義務はどうなるんでしょうね?
(2種類のタイヤを両方レース中に使用しなければならない)
以前のフォーミュラ・ニッポンみたく、無駄にタイヤ交換だけしなくちゃいけなくなるんでしょうか。
まあ、たぶんタイヤ無交換で走りきるのはなんぼなんでも辛いと思うんで、
結局タイヤ交換はあるんでしょうが、
だからこそ「タイヤ無交換でギャンブル!」なんてのが見られるのが給油廃止の楽しみなんですけどね。

ところで、安全面の問題で言えば、タイヤブランケットの廃止がむしろ気になります。
そんな発熱させないタイヤでいきなり走って大丈夫なんでしょうかね??