京都で名人戦第六局開催。

塾で小学生相手に授業をしていたら、夕立にともなう落雷で停電になりました。
雷の音より停電より、女の子連中の悲鳴に一番ビックリしたヒナです(笑)。
別に君たちに雷が落ちたわけでもあるまいに…。
まあしかし、夕方でよかったです。夜に入ってからの停電だと、さすがにえらいことですからね。

これまで停電にあってびっくりしたのは、
学生時代に講義の遠足で向日市の考古資料館を訪問していたちょうどそのとき停電になって、
職員のみなさんがPCのデータが飛んだんじゃないかとアタフタしてはるのを見て
「うわー、これって今むっちゃ邪魔なんちゃうん俺ら」と思った時。

それと、京北町という京都市の北の田舎町(合併で京都市になってしまったのですが。まさに「京に田舎あり」。)
セミナーハウスに用事があったにもかかわらず、夜の終バスに間に合わなくててくてく歩いていたら、
突然落雷で一帯が完全に停電になった時。
あの時はマジで途方に暮れましたよ。突然アウェーで暗闇に放り出されたんですから。
目的は合唱団の合宿だったのですが、会場にたどり着いてみると、
暗闇の中で懐中電灯を頼りに練習している団員たちの姿がありましたとさ(笑)。

さて、いきなり長い長い余談でしたが、昨日今日と京都では将棋の名人戦第六局が開催されていました。
会場は京都駅に程近い渉成園
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渉成園枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれる東本願寺付属の建築・庭園で、
名前は陶淵明の「園日趣」という詩から来ているそうです。
んでもって、枳殻邸の枳殻とはカラタチのことだそうで。
(実際、今「からたち」と入力したら「枳殻」と変換されました。へえ~。)
場所自体は源融光源氏のモデルとされる人物)の邸宅「河原院」の跡地と伝えられています。

…と、見てきたようなことを書いてますが、中には入りませんでした。
写真を撮ったのは昨日で、研究会の前についでだからちょっとだけ寄ったんですけど、
中では名人戦の解説会をやってたんですよ。
うっかり入ろうもんなら、そのまま出てこれなくなっちゃうじゃないですか(笑)。
でも、見たかったなあ。

将棋の方は、羽生名人が挑戦者の郷田九段に勝って三勝三敗のタイに。
七番勝負は最終局までもつれ込むフルセットの熱戦になりました。
名人位の行方は、来週6月23・24日に愛知県豊田市で行われる第七局で決まります。
こちらも楽しみ。

ちなみに、会場内には対局室だけではなく、解説者・観戦記者・中継担当者etc.の控室もあるのですが、
控室には空調がなく、関係者一同で京都の夏を満喫されたそうです(笑)。
んで、障子を開け放っていたら蚊の襲来にあわれたそうで…。なんともお気の毒。
みなさまお疲れさまでした。