西教寺(大津寺社ツアー・その4)。

ほったらかしにしてた春の遠足のレポです。
鶴喜そばでご飯を食べてからは日吉大社に行ったんですが、
それはまあ以前にも記事を書いているので、そちらをご覧下さい。
前回に引き続き、今回も奥の院に行けなかったのが心残り。
奥の院て、地図だけ見てると時間的距離がどのくらいなのかわかんないところがネックです。
しばしばトラップと化しますからねえ(笑)。

さて、日吉大社から北に1kmほど行くと、西教寺というお寺があります。
こちらが最後の目的地。
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西教寺天台真盛宗という天台宗系の宗派の総本山です。
寺伝では618年に聖徳太子が建てたということになっていますが、
この辺はまあ「またあなたですか」という感じですね。
んで、平安時代前期に良源(元三大師)が草庵を建て、弟子の源信もここで修行したとされています。
記録上で確実に見えるのは、1325年(正中2)に恵鎮(円観)によって再興されたこと。
このお寺、正式名称は「兼法勝西教寺」と言うのですが、
京都白河の法勝寺も、同時期に恵鎮によって再興されていて、
そんな縁で1590年(天正18)に法勝寺は西教寺に合併されることになります。
「兼法勝」というのはそんなわけです。

で、本格的に栄えるのは、1486年(文明18)に真盛上人が入寺してから。
1571年(元亀2)の織田信長比叡山焼き討ちで西教寺も焼かれてしまい、
本堂はその後に復興したものです(重要文化財)。
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とってもゆったりとした立派なお堂でした。
中でぽけら~と座っていたい気分。

さてこのお寺、明智光秀と非常に関係が深く(光秀の居城である坂本城はすぐそこ)、
光秀の供養塔も建っています。
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お寺は高台の上にあるので、行き帰りの道から眺める琵琶湖も実に素敵でした。
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