ハーマイオニーの何が不満だ!

ちょっと前のことになりますが、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を見てきました。
えーっと、原作は5作目の『不死鳥の騎士団』まで読んでて、
映画は3・4作目の『アズカバンの囚人』と『炎のゴブレット』だけ見たのかな。

『不死鳥の騎士団』を読んだのももう4年前で、一緒に見た友人に内容を覚えているかと聞かれて、
「ヴォルデモートが復活しました。
 不死鳥の騎士団が結成されました。
 シリウス・ブラックは死にました。
 以上。」
と答えたら、「それは要約じゃないだろう」と大笑いされました。
そーかな~。「10秒でわかる『不死鳥の騎士団』」とかならこれで十分だと思うんだけどな~。
付け加えることっていったら、「魔法省の連中は頭が固い。」ぐらいしか思いつきませんが(笑)。

で、映画の方ですが、原作読んでないと「?」なところもありましたが、なかなか面白かったです。
スネイプ先生のダークヒーローっぷりがむっちゃステキ!
「マルフォイみたいな出来損ないでも人殺しはさせたくないんですね、先生!」とか、
「先生ってば絶対ダンブルドア校長に盛大にツンデレ!」とか、もうツボを刺激されまくり。
『セブルス・スネイプと不肖の弟子』とかに改題してやりたい(笑)。
まあ実際、半分はスネイプ先生な題名なわけですが。
原題は「the Half-Blood Prince」なのに、なんで「謎のプリンス」なんですかねー。
「半純血」というのはNGワードなんですかね。
本文中には使えるけどタイトルでは不可っていう基準も良くわかりません。

あとはまあ、なんと言ってもロンの鬼畜っぷりに唖然(笑)。
こいつラベンダーに刺されても文句は言えんだろ…。
だいたいロンに関してはいつも、
「まあそこに座れや」と正座させて小一時間説教を食らわしたくなるんですよね。
「いったいお前はハーマイオニーで何が不満なのか?」と。
だーってさ~、美人で頭が良くて気立てが良くて…お前は何が不満だ!

…と思っていたのですが、あるときはたと気付いたんですよね。
あ、「美人で頭が良くて気立てが良い」から敬遠しちゃうのかも、と。
あれですよね、『もやしもん』で遥さんが「欠点のない女」とダメ出しされるのと同じ理屈(笑)。
なんなんですかね、やっぱ彼女に頭が上がんないっていうのは嫌なもんなんですかね。
そりゃあま、この先ロンはきっとハーマイオニーに尻に敷かれるんだろうなーとは思いますけど(笑)。
でもなー、女性に対して優位に立ちたいという欲求をちっとも持たないタイプの人間なので、
正直なところ、女性へのこの手の論難てまったくピンと来ないんですよねー。
恋愛に限らず、自分が優位に立ってる状況ってツマランと思ってしまいます。

まあ今回のロンの鬼畜っぷりを見てると、
今度はハーマイオニーに「ほんとにこんな男でいいの?」と聞いてしまいそうですが(笑)。
ま、きっとこんな男がいいんでしょうね~。