NHK杯・1日目。

今年もNHK杯はいい面子ですね~。特になんてったって男子!
「今のフィギュアスケート界で一番踊れてる2人」と言って過言ではない対決だからなあ。
現地観戦の皆様がうらやましいです。

アイスダンスSD
1 Meryl DAVIS / Charlie WHITE 69.86
2 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI 60.84
3 Elena ILINYKH / Nikita KATSALAPOV 59.96
4 Nicole ORFORD / Thomas WILLIAMS 49.76
5 Cathy REED / Chris REED 48.33
6 Penny COOMES / Nicholas BUCKLAND 46.72
7 Xintong HUANG / Xun ZHENG 45.99
8 Xiaoyang YU / Chen WANG 40.92
今年のメリル&チャーリーのSPは、超正統派の「ジゼル」。ええわ~。
なんかもう、メリル&チャーリー(と、テッサ&スコット)は、現状「南禅寺」扱いです。五山の上。
それはそれとして、シブタニズもスケーティングに磨きがかかって素晴らしいですね。
この古風な個性を今後も伸ばしてほしいです。
しかし、今年のテーマ音楽は「ヤンキーポルカ」なんですけど、各カップルの衣装がなんだか迷走気味(笑)。

男子SP
1 Yuzuru HANYU 95.32
2 Daisuke TAKAHASHI 87.47
3 Javier FERNANDEZ 86.23
4 Ross MINER 72.40
5 Kevin REYNOLDS 70.20
6 Richard DORNBUSH 70.05
7 Sergei VORONOV 70.03
8 Adam RIPPON 67.89
9 Andrei ROGOZINE 67.70
WD Daisuke MURAKAMI
全体にレベルが高かったんですが、上位三人がとにかく異次元。
ハビエルなんてあの演技で3位なんですからねー。

実力があるのはもちろんですが、SPのプログラムが三人ともまた良いです。
ハビエルの「マスク・オブ・ゾロ」はスタイリッシュでドラマチック。
ストレートラインステップは、ロロの「ダルタニアン」の進化版という感じです。

高橋くんの「ロックンロールメドレー」は、もうさすがの一言。
高橋くんももちろんすごいですけど、阿部先生の振り付けってやっぱいいわーと再認識。
リプレイのスロー映像には笑っちゃいましたけど。NHKのスタッフはある意味よくわかってますね!
ただ、今回の撮り方はところどころいただけなかったです。
特に、スピンを上から映すのと、出だしを横から映すのはちょっと…。

羽生くんのSPは、もうただただ神プロの一言に尽きます。
というか、これを踊りこなせてしまえる17歳ってほんとスゴイです。
今年のSPはもう誰が相手でも勝っちゃうでしょうね。そう思わせるだけのものがあります。
それだけになー、フリーのプログラムが「今二つ」なのがなー。

マイナーくんは着実にうまくなってますね~。
対して、リッポンとレイノルズは、なんだか一皮むけきらないままここまで来ちゃったなあ…頑張れ!
村上くんは無理せずしっかり治してほしいです。全日本までに間に合うといいんだけど。

女子SP
1 Mao ASADA 67.95
2 Mirai NAGASU 61.18
3 Zijun LI 59.62
4 Ksenia MAKAROVA 58.93
5 Akiko SUZUKI 58.60
6 Elene GEDEVANISHVILI 57.50
7 Agnes ZAWADZKI 55.02
8 Sofia BIRYUKOVA 49.31
9 Haruka IMAI 48.10
中国の女の子の美少女っぷりに度肝を抜かれました(笑)。
演技もすごく良くて、ジャンプ良しステップ良しスピン良しと、中国女子久々の期待の新星です。
すくすく伸びてほしいな~。
全体に「もう一つ」という感じの演技が多い中で、浅田さんが頭一つ出たいい演技でした。
音感の良さがよく活きるいいプログラムですよね。
やっぱストーリー物とかキャラクター物よりこういうのが向いてる気がします。
鈴木さんは、「3-3跳べても次のルッツが抜けちゃう」というのが割とよくある気がするので、
なんかそれだったら別の組み合わせの3-2でもいいんじゃないのかなーと思ってしまいます。
今井さんは、雰囲気はとっても良かったと思うんですけど(そしてお化粧もグッと上手くなった)、
いかんせんジャンプの出来が…そういう(ジャンプが安定しない)お年頃なのかしらん。

全体的な感想としては、「誰かモロゾフの胸毛を何とかしてくれ」ということでしょうか(笑)。