先達のお話。

今日は、母校の同窓会というか、学内学会というか、でした。
毎年この日に開催日が決まっていて、例年は一日で7つ報告を聞くのですが、
今年はちょうど創立百周年だそうで(つまり、最初の卒業生が出てから百年)、
午前中は記念講演として、松尾尊兊氏と直木孝次郎氏から、
戦前~戦後すぐの会の状況についてのお話がありました。
これが非常に率直なお話で、とても面白かったです。
松尾氏が81才、直木氏が91才(!)ですが、
お二人ともお元気で、「矍鑠」とはこういう方のことなのか、という感じでした。
特に、戦前戦中のお話を当事者として語れる方も少なくなりましたから、
そういう点でも非常に貴重な機会でした。
やっぱり、この会に限らず、今のうちにきちんと先達の方々のお話しを伺って、
聞き取りの形で残しておかなきゃダメなんだなあ、と再認識しました。
 
もちろん、午後からの研究発表も面白かったです。
今年の日本史研の大会もそうでしたが、
後輩はみんな刺激的ないい発表をするなあ、としみじみ。
感心してるだけじゃダメなんですけどね(笑)。