講演録とか聞き取りとか。

昨年紹介した母校の同窓会での直木孝次郎氏と松尾尊兊氏の講演ですが、
『史林』に「特別寄稿」という形で掲載されました。
あらためて読み返すと、やっぱり面白かったです。

もともとこういう企画は『日本歴史』でよくやっていて、
バックナンバーのコピーを取る時に見つけるとついつい読んでしまうのですが、
最近はいろいろな大学や学会で、聞き取りのような企画が増えてきました。
戦後の日本史学を引っ張ってこられた方々がご高齢になられて、
貴重なお話を今聞いておかねば、ということもありますし、
何より、いわゆる「戦後歴史学」の一つの決算をしなくっちゃ、ということなんでしょうね。
いずれは「戦後歴史学」それ自体が、歴史研究の対象となるのでしょう。