それぞれの『第九』。

今日は『第九』の本番指揮者による練習で、堺まで行ってきました。
本番指揮者は京都市交響楽団の常任指揮者である広上淳一さんなのですが、
とってもわかりやすく個性的な『第九』でした。
もちろんこれまでにいろいろな指揮者の『第九』を歌ってきましたが、
長く歌っていると、それぞれの解釈の違いを感じたり、
同じ指揮者の方でも年によって解釈が変わるのを感じたりするのが楽しいです。
クラシック音楽に限らず、古典芸能一般に通じる楽しみ方だと思いますが。
 
加えて、ご本人もとっても気さくで楽しくて面白い方でした。
僕の感想は「なんだか話し上手なお坊さんの説法を聞いてるみたいだな」というもので、
友人の感想は「見た目も話し方も(故)枝雀師匠みたい」というものでした。
推して知るべし(笑)。人気の指揮者なのが良くわかります。
ステージ上で「大政奉還じゃー!」って叫ぶ指揮者って他にいないだろうなあ。
(※広上さんは『龍馬伝』のOPの指揮をされています。)
 
と言うわけで、演奏会まであと一ヶ月弱ですが、久々の本番に向けて頑張ります。
(演奏会情報はコチラです)
…『第九』の演奏会が近いってことは、今年ももう終わりが近いってことなんだよなー…。