シャガール展@京都文化博物館。

で、仕事の前に時間を無理やり作って、京都文化博物館で「シャガール展」を見てきました。
基礎知識ほとんどなしで見てきたんですが、ことのほか面白かったです。
概要については公式HPをどうぞ。

ぜんぜん知らなかったんですけど、シャガールってレオン・バクストに師事してたんですね。
(レオン・バクストは、バレエ・リュスの舞台芸術を手掛けた芸術家です)
第1章で、モスクワの国立ユダヤ劇場(現存せず)の壁画が
空間構成も含めてすべて展示されていたのですが、これが実にすばらしかったです。

おそらく世間的には後期の作品の方が好まれているのだと思うのですが(展覧会の副題からして)、
個人的には初期の作品の方が好みでした。
もちろん、後期の作品も素晴らしかったです。
「ダフニスとクロエ」をモチーフにした連作の版画は、さすがに圧巻でした。
というわけで、おすすめの展覧会ですので、みなさまぜひどうぞ。
会期は今度の三連休までです。

これはまったく個人的な蛇足ですが、
やはり前世紀をユダヤ人として生きるのは大変なことだったんだろうなあと思われたことでした。
シャガールベラルーシで生まれ、ロシア・ドイツ・フランスで活動したのち、アメリカに亡命。