高校生１２０名様ご一行。
もしもあなたが、高校生１２０人を相手に、大学案内をしなくてはならなくなったら…
今日の私はそんなシチュエーションにぶち込まれておりました。
お相手は、近江の国の某Ｉ高校のみなさま。
事の起こりはというと、この高校では例年国公立＆私立の大学を一校ずつ見学しているのですが、
これまで訪問していた公立大学に、今年は行けなくなってしまったのですね。
それで、うちの大学に打診したら、「見学は自由にしていただいて結構ですが、
校内の案内や教室の貸し出しなどは行っておりません。」という回答（いかにもうちの大学らしい…）。
で、Ｉ高校の先生が必死につてをたどったら、たどり着いた先が私だったというわけ。
だいたい、私はＩ高校に縁もゆかりもない人間なので、これがますますやりにくい。
そんなこと自分とこの卒業生にやらせろよ、とも思うのですが、うちの大学にＩ高校の卒業生はほぼ皆無。
つか、そもそも卒業生が進学してないような大学を訪問してどうするよ、というツッコミも（笑）。
まあ、それでも引き受けたからにはやらなきゃ仕方ないですからねー。必死でやりましたよ、資料用意して。
キャンパス案内が１時間、会場を貸しホールに移して、講演を１時間弱。
キャンパス案内はともかく、初対面の高校１年生１２０人を相手に１時間講演は過酷すぎますって…。
われながらなんでこんなことをこなせたのか不思議です。
研究者としてやって行く上で、そのうち役に立つ経験のような気もしますけどね。
とはいえ、さすがに疲れました…今週はハードスケジュールだよぅ…。
昨日も三時過ぎまで資料作ってたもんなあ。とりあえず、ちょっと寝ます。
講演の資料の一部を下に付けときました。
大学名は伏せときますが、知らない人は推理して楽しんでください。
知ってる人は、「言えてる」なり「そんなこたーない」なりご批評をどうぞ。
………………………………………………………………………………
【本当かウソか良くわからないうわさ・生活実感などなど】
（学業）
・「自由の学風」というが、ようするに教官が自分の好きな研究がしたいだけだ。
・おかげで学生は好きにのびのびとやりたいことができる。
（研究でもバイトでもサークルでも遊びでもなんでも）
・その代わり、就職活動などではほっとかれるので、自分であくせく情報を集めたりしないといけない。
（就職に限らずなんでも、基本的に黙っていたら何も情報は入ってこない。）
・やけに休みが長い。（最近はそうでもなくなったけど、文学部なんかは相変わらず長い。
６月の終わりに授業が終わって、１０月まではずっと夏休み。先生も講義なんてしたくないのだ。）。
・そのかわり（というか、そのおかげで）、講義の内容は最先端の内容である。
・一部を除き（語学・実習など）、授業は基本的に休みたい放題。
・その代わり、出席している・いないに関係なく、単位はテストの点で決まる。
→結果的に、やりたいことがきちんとある人にとってはパラダイス。
やりたいことはないけどなんとなく大学に入ったタイプの人にはあまり向かない。泥沼にはまる。
（法学部）
・司法試験（今は法科大学院）か国家公務員試験を受験する人が非常に多い。
・ダブルスクール（大学と平行して専門学校などに通うこと）の人が多い。
・結果として、大学内でほとんど会わないという人が多い。
・エリートのみなさまの集団。
（経済学部）
・何をやっているのか他学部から見ていて一番良くわからない。
・とりあえず、ネコ並みに暇らしい。（「ネコ、経済」）
・そのくせ、就職状況は非常によい。
（文学部）
・大学院志望者の比率が非常に高い。
・特にマニア度が高い。
・一番お金（予算）がない。
（教育学部）
・とにかく心理学がやりたかった人たちの集団。
・ある意味異端。内部でも珍しがられる存在。
（総人文系）
・専門が幅広くそろっているので、なんでもできる。
・専門が広すぎて、何をしていいものか迷う。結果的に留年率最悪。
（設備）
・住み心地はなかなかよい。
・部外者でも誰でも自由にキャンパス内に入れる。
・ほぼ２４時間校舎内で自由にいられる。（２４時間いたいと思うかどうかは別問題）
・古い建物と新しい建物の差が激しい。（例：文学部新館と旧館）
・自転車の利用者が異様に多いのに、駐輪場はとても少ない。
・食堂の食事や購買の弁当は安くて結構美味しい。
・甘い物のメニューがみょーに充実している。（特にパフェ）
（学生）
・基本的に変な人が多い。（変さの方向性は違っても、なんだかんだでみんな変わってる）
・個性的な人でも気にせず生きて行ける。
・世間一般的尺度で計るとイケてない人が多い。（特に男性。女性は案外おしゃれ。）
・基本的にマニアっぽい人が多い。（研究者になるためにはある種必要な資質。）
・基本的に凝り性な人・こだわりを持っている人が多い。
・なんとなく貧乏くさい雰囲気の人が多い。ハイソな雰囲気の人はあまりいない。
（大学院生が多いこととも関係しているのかも）
（サークル活動・課外活動）
・なんだかんだでみんな割とアメフト部（全国制覇多数）を応援している。
・ボランティア活動に関わっている人が多い。
・テニスサークル・イベントサークルで適当に遊ぼうという人はそれなりに多い。
・マニアックな感じのサークルはたいていそろっている。（漫研・アニ研・鉄研などなど）
・文科系のサークル・クラブは非常に充実している。特にオケは、勉強をほっぽり出してひたすら楽器ばかり演奏している。
………………………………………………………………………………
こんなにセキララな学校紹介でよかったのでしょうかねえ？（笑）
今日の私はそんなシチュエーションにぶち込まれておりました。
お相手は、近江の国の某Ｉ高校のみなさま。
事の起こりはというと、この高校では例年国公立＆私立の大学を一校ずつ見学しているのですが、
これまで訪問していた公立大学に、今年は行けなくなってしまったのですね。
それで、うちの大学に打診したら、「見学は自由にしていただいて結構ですが、
校内の案内や教室の貸し出しなどは行っておりません。」という回答（いかにもうちの大学らしい…）。
で、Ｉ高校の先生が必死につてをたどったら、たどり着いた先が私だったというわけ。
だいたい、私はＩ高校に縁もゆかりもない人間なので、これがますますやりにくい。
そんなこと自分とこの卒業生にやらせろよ、とも思うのですが、うちの大学にＩ高校の卒業生はほぼ皆無。
つか、そもそも卒業生が進学してないような大学を訪問してどうするよ、というツッコミも（笑）。
まあ、それでも引き受けたからにはやらなきゃ仕方ないですからねー。必死でやりましたよ、資料用意して。
キャンパス案内が１時間、会場を貸しホールに移して、講演を１時間弱。
キャンパス案内はともかく、初対面の高校１年生１２０人を相手に１時間講演は過酷すぎますって…。
われながらなんでこんなことをこなせたのか不思議です。
研究者としてやって行く上で、そのうち役に立つ経験のような気もしますけどね。
とはいえ、さすがに疲れました…今週はハードスケジュールだよぅ…。
昨日も三時過ぎまで資料作ってたもんなあ。とりあえず、ちょっと寝ます。
講演の資料の一部を下に付けときました。
大学名は伏せときますが、知らない人は推理して楽しんでください。
知ってる人は、「言えてる」なり「そんなこたーない」なりご批評をどうぞ。
………………………………………………………………………………
【本当かウソか良くわからないうわさ・生活実感などなど】
（学業）
・「自由の学風」というが、ようするに教官が自分の好きな研究がしたいだけだ。
・おかげで学生は好きにのびのびとやりたいことができる。
（研究でもバイトでもサークルでも遊びでもなんでも）
・その代わり、就職活動などではほっとかれるので、自分であくせく情報を集めたりしないといけない。
（就職に限らずなんでも、基本的に黙っていたら何も情報は入ってこない。）
・やけに休みが長い。（最近はそうでもなくなったけど、文学部なんかは相変わらず長い。
６月の終わりに授業が終わって、１０月まではずっと夏休み。先生も講義なんてしたくないのだ。）。
・そのかわり（というか、そのおかげで）、講義の内容は最先端の内容である。
・一部を除き（語学・実習など）、授業は基本的に休みたい放題。
・その代わり、出席している・いないに関係なく、単位はテストの点で決まる。
→結果的に、やりたいことがきちんとある人にとってはパラダイス。
やりたいことはないけどなんとなく大学に入ったタイプの人にはあまり向かない。泥沼にはまる。
（法学部）
・司法試験（今は法科大学院）か国家公務員試験を受験する人が非常に多い。
・ダブルスクール（大学と平行して専門学校などに通うこと）の人が多い。
・結果として、大学内でほとんど会わないという人が多い。
・エリートのみなさまの集団。
（経済学部）
・何をやっているのか他学部から見ていて一番良くわからない。
・とりあえず、ネコ並みに暇らしい。（「ネコ、経済」）
・そのくせ、就職状況は非常によい。
（文学部）
・大学院志望者の比率が非常に高い。
・特にマニア度が高い。
・一番お金（予算）がない。
（教育学部）
・とにかく心理学がやりたかった人たちの集団。
・ある意味異端。内部でも珍しがられる存在。
（総人文系）
・専門が幅広くそろっているので、なんでもできる。
・専門が広すぎて、何をしていいものか迷う。結果的に留年率最悪。
（設備）
・住み心地はなかなかよい。
・部外者でも誰でも自由にキャンパス内に入れる。
・ほぼ２４時間校舎内で自由にいられる。（２４時間いたいと思うかどうかは別問題）
・古い建物と新しい建物の差が激しい。（例：文学部新館と旧館）
・自転車の利用者が異様に多いのに、駐輪場はとても少ない。
・食堂の食事や購買の弁当は安くて結構美味しい。
・甘い物のメニューがみょーに充実している。（特にパフェ）
（学生）
・基本的に変な人が多い。（変さの方向性は違っても、なんだかんだでみんな変わってる）
・個性的な人でも気にせず生きて行ける。
・世間一般的尺度で計るとイケてない人が多い。（特に男性。女性は案外おしゃれ。）
・基本的にマニアっぽい人が多い。（研究者になるためにはある種必要な資質。）
・基本的に凝り性な人・こだわりを持っている人が多い。
・なんとなく貧乏くさい雰囲気の人が多い。ハイソな雰囲気の人はあまりいない。
（大学院生が多いこととも関係しているのかも）
（サークル活動・課外活動）
・なんだかんだでみんな割とアメフト部（全国制覇多数）を応援している。
・ボランティア活動に関わっている人が多い。
・テニスサークル・イベントサークルで適当に遊ぼうという人はそれなりに多い。
・マニアックな感じのサークルはたいていそろっている。（漫研・アニ研・鉄研などなど）
・文科系のサークル・クラブは非常に充実している。特にオケは、勉強をほっぽり出してひたすら楽器ばかり演奏している。
………………………………………………………………………………
こんなにセキララな学校紹介でよかったのでしょうかねえ？（笑）
