東京バレエ団<ベジャール・プロ>

昨日に引き続き、今日はフェスティバルホール詣。

4月18日(火) 東京バレエ団ベジャール・プロ>
ペトルーシュカ(振付:M・ベジャール/音楽:I・ストラヴィンスキー
 青年…古川和則
 若い娘…井脇幸江
 友人…大嶋正樹
 魔術師…高岸直樹
 3つの影…高橋竜太・平野 玲・中島 周
 4人の男…氷室友・辰巳一政・長瀬直義・小笠原亮
 4人の若い娘…小出領子・高村順子・門西雅美・長谷川智佳子

ギリシャの踊り(振付:M・ベジャール/音楽:M・テオドラキス)
Ⅰイントロダクション
Ⅱパ・ド・ドゥ(二人の若者)…辰巳一政・長瀬直義
Ⅲ娘たちの踊り
Ⅳ若者たちの踊り
Ⅴパ・ド・ドゥ…高村順子・平野 玲
Ⅵハサピコ…吉岡美佳・後藤晴雄
Ⅶテーマとヴァリエーション
 ソロ…首藤康之
 パ・ド・セット…小出領子・門西雅実・長谷川智佳子・西村真由美・乾友子・田中結子・吉川留衣
 フィナーレ…全員

ボレロ(振付:M・ベジャール/音楽:M・ラヴェル
 メロディ…上野水香
 リズム…大嶋正樹・古川和則・平野玲・中島 周

今日はやらなきゃいけないことがあるから感想は後日ですが、一言だけ魂の叫びを。

名古屋公演見たかったよ~~~

ってゆうか、もっぺんペトルーシュカを見る機会を下され、東バさま。

(以下、追記)
で、何でこういう魂の叫びになったかというと、ですね。
ベジャールペトルーシュカのストーリーを、さっぱり把握することができなかったんですね。
(というか、はっきり言えば完全に誤解した)
なので、正直、かーなーりヘコんでます。いろんな意味で。
正しい文脈を理解した上で、ちゃんと見直したいよう…。
というわけで、ペトルーシュカの感想は今回はパスです。はああ。

(さらに追記)
↑みたいなことを書きましたが、それでもペトルーシュカについて一言だけ。
高岸さんはミラーマン(つーか、「人間ミラーボール」状態)と化していて度肝を抜かれました(笑)。
ちょっと動いただけでまぶしいまでに乱反射。
怪しさ全開の怪演でした。すごいなあ。

ギリシャ」は首藤さんで見るのは初めてでした(過去二回のソロは中島さん)。
うーん、さすがの存在感だな~。
照明が入った瞬間、首藤さんのいる位置は単に空間的に中央なんじゃなくて、
そこが焦点になってフォーカスされてる感じなんですよね。
みんなの目がそこにおのずと集まるというか。
そして首藤さん、手が飛びぬけて長い&手のひらがおっきい。
これはもうもって生まれた体のなせる技ですね~。
なんか衣装つけてなくても手が翼に見える。

で、個人的にはやっぱり吉岡さんが非常にツボでした(笑)。
また後藤さんがかっこいいのよなあ。このお二人を見てると惚れ惚れしちゃいますね。
あと、パ・ド・セット(黒タイツ7人組)のみなさんを見てると、
女性の体ってほんとキレイだなあといつも見入ってしまいます。
衣装といい、全体のフォーメーションといい、この部分は何度見ても素晴らしいの一言。
中でも、最近小出さんにひときわ目を引き付けられるようになりました。
どっちかというと、他より小柄な人なのに、不思議。

ボレロは、今まで見たことのない不思議なボレロでした。
一応比較対象としては、ギエム・高岸さん(以上生)・ドン(映像)なわけですが、
もちろんそれぞれ全く別物のボレロなんですけどね、リズムとの関係が他の三者と全然違ったんですよ。
なんというか、上野さんの場合、やけにリズムの4人との一体感があるんですよね。
もっとも、昨年来何度もボレロを見て(数えてみたら去年だけで5回見たのか…)、
リズムまできっちり見ることができるようになったから、ということもあるのかもしれませんが。
とはいえ、上野さんは今回が初のベジャールボレロだったわけで、
次回以降どうなっているか、またのお楽しみということで。