疲れました。

今日は恠異学会の例会でした。
もうね、あたしゃ疲れましたよ。
会としてはそれなりに生産的な話になったと思うから、それは良かったと思うんですが。
(およそ反省会とか検討会とか、終わった大会についての議論が
 生産的なったのをあまり見たことがなかったので)
で、私は委員としてその場にいて、ピンチヒッターで司会もやったわけですが。
私があの場にいる意味があったんですかね?会として。
正直ミスキャストだと思うんだけどな~。
そもそも私に委員の話を持ってきた人がどういう意図だったのかわかりませんし、
引き受けた以上はやるだけのことはやるつもりですが。

まあ個人的なグチはさておいて、司会をやってみて、大会の反省が反省なだけに、
なるべく日本史以外の人にも興味関心を共有しやすいように進めようと苦心してみたわけですが。
…難しかったな~(苦笑)。
一義的には自分の力量不足ということがあるので、その点は申し訳ないなあということとして。
その上で、少数派の側に回ってみて、初めて少数派の意見をくみ上げることの難しさを理解できました。
今までは他分野の人たちに対して、「別に言いたいことを言えばいいのに」と思ってましたが、
言えるもんじゃないですね、あれ。
今日はまあたまたま普段に輪をかけて歴史系の人の比率が高かったということもありますけど、
声の量に差があると、多数派の声にかき消されてしまうし、そもそも言える機会もない。
(もっとも、司会の方から「○○の側の興味関心からはどうなの?」と話を遠まわしに振っても、
 それに対する答えがなかなか返ってこなかったのも事実なのですが)

こと学際研究というのは、多数少数に関わらず、他者の問題関心や研究視角を必要としているから
学際的にやっている訳で。
だからこそ、意図的にその場の多数派がそういうものを引き出そうと心がけないと、
どんな場でも、なかなか実り多いものにするのは難しいのだなあと思いました。
(>ミチルさん やっとこさ言いたいことが実感できたよ~)

うまく言えませんが、そんなところです。
学会の場に限らず、社会一般に敷衍した形で、自分なりに思ったこともあるけれど。