故事成語。

風邪からの復帰第一週が無事終了しました。
声はまだちょっと変だし、おっきい声は出ないし、のどはまだ少し痛むし…と不安材料は結構ありますが、
まあどうにか乗り切れてよかったです。
昨日の大学での講義は、わざわざ教室変更して、マイクが使える教室でやりました。
学生10人しかいないのに…(苦笑)。

あと、ありがたいことに中学生は試験直前で、
基本的にテスト対策のプリント類をやらせておけばいいのも助かりました。
というわけで、話をした時間は結局通常の半分ぐらいですみました。

で、中学一年の国語の試験範囲に「故事成語」が入っておりまして、メジャーな故事成語が20個ほどご登場。
「杞憂」だとか「守朱」だとか「隗より始めよ」だとか…etc.
声と時間が許せば、ハリセンかなんかで机をバンバン叩きながら、
いちいち講釈したかったんですがねー(笑)。
まあなかなかそうもいかないのが残念。
しかし故事成語って、言葉と意味だけ覚えても、故事の中身を知らないと意味がないとも言えるのですが。

とはいえ、20個もあれば由来を知らないものもあるわけで。
「助長」って故事成語だったんですねー。知りませんでした。なんか普通の熟語っぽいし。
なんでも出典は『孟子』だそうで。
宋の国かあ。「宋襄の仁」とか「守朱」も「墨守」も宋のエピソードですね。
小国とはいえ、血筋がいいのと立地がいいのとでよく目立ったんでしょうか。
生徒の国語の教科書とか模擬試験の問題文とかを見てると、
普段自分が読まないような文章を読めたりするので結構好きです。
あと、数学とか理科の教科書とか。