読書バトン(その3)。

しぶしぶ「その3」突入です。

6.現在オススメの本は?
 これがねー、あんまし思いつかないんです。
 最近は専門書以外の新刊をあまり読まなくなっちゃって。
 新刊以外の本で言えば、ここまでですでに書いた本で十分でしょうし。

 あ、そういえば、近々ここに新しい本が加わる可能性はありますが、
 それはまたその時に別記事で、ということで。

7.現在オススメの作家は?
 「このまま埋もれてしまうのは惜しい作家」ということで、伴野朗を。
 (二〇〇四年に亡くなられました。)
 多分「現在」という趣旨からは外れちゃいますけど…。

8.すきなジャンル3つ
 時代小説・SF・推理小説
 もっとも、最近推理小説はご無沙汰ですけどね~。

9.思い出の絵本は?
 幼稚園に上がる前は『チャイクロ』。
 中身はほとんど覚えてないけど、来る日も来る日もひたすら読んでたことは覚えてます。
 幼稚園になってからは『まんが日本昔話』。「大工と鬼六」は実に示唆的。
 いつも母親が読み聞かせしてくれてたなあ(どっちかというと妹のためですが)。
 小学生では『ジャイアント・ジャム・サンド』『風の神とオキクルミ』
 『ジャイアント・ジャム・サンド』は、イチゴジャム好きのバイブルです(笑)。
 『風の神とオキクルミ』は、アイヌの文化にはじめて触れた本でした。
 てゆーか、作者は萱野茂さんだったんだ(※初のアイヌ民族出身の参議院議員)。

10.読んでいて大笑いしてしまった本は?
 『VOW』という回答は、この設問の趣旨に反してしまうでしょうか?(笑)

11.読んでいて泣いてしまった本は?
 そういう体験はないんですが、読んでいていつも胸が熱くなってしまう作品は、中島敦『李陵』。

12.読んでいて腹が立った本は?
 たまにそういう専門書や論文はある。
 はばかりがあるので具体名は書きませんが(笑)。  

13.読んでいて気持ち悪くなった本は?
 タイトルは忘れたけれど、筒井康隆の短編で
 「灰色の小ぶりのアルマジロみたいなのの肉団子が入ったスープ」が登場する作品。
 読んでるだけでのどに詰まりそうな感じで…(苦笑)。

14.本の中で、コレ食べたい!!と思ったものは?
 村上春樹ノルウェイの森』で、小林緑が主人公「僕」にふるまうお昼ごはん。
 村上作品の食べ物は、どんなものでもたいてい食べたくなりますが。
 かつて本人が飲食店(ジャズ喫茶&バー)をやってただけあって、描写が細かくて瑞々しいんですよね。
 あと、『ジャイアント・ジャム・サンド』のジャムサンド。

15.本の中でココ行きたい!!と思った場所は?
 リアルト橋@ヴェネツィア塩野七生『海の都の物語』)
 ヴェネツィア以外でも、イタリアは行きたいとこだらけですよ…。

 春日山城と「米沢上杉まつり」(桑原水菜炎の蜃気楼』)は、
 行きたい場所だけど、質問の趣旨とはちょっと違うかな~。

16.本の中ですきな登場人物とその本は?
 ウォルフガング・ミッターマイヤー@田中芳樹銀河英雄伝説
 意外かもしれませんが、私はマイホーム主義者なのです(笑)。

17.続編を出して欲しい!!(切実)な本は?
 田中芳樹アルスラーン戦記』はなんとかならないものでしょうか…。
 あ、『創竜伝』のことはもうあきらめてます(苦笑)。

18.内容は別にして、この題名はうまいこと付けたな、と思うものは?
 ニーチェツァラトゥストラかく語りき』
 基本的に、昔の翻訳は「うまいこと付けたな~」と思うタイトルが多いです。
 『風とともに去りぬ』『ライ麦畑でつかまえて』『誰がために鐘は鳴る』…
 最近の「なんでもカタカナ語」はつまらないし芸がないと思います。

 ただまあ、趣旨とは外れるとは思うので、もともとの題名ということでは、
 森博嗣『すべてがFになる』かなー。
 インパクト、内容とのシンクロ度ともに素晴らしい。
 ちなみに、ミステリーとしての内容も一級品。
 森博嗣はS&Mシリーズまでは読んでたんですけど、あまりの多作ぶりにその先は読んでません。
 筆が速いのはありがたいことですが、出版ペースが余りに速いのも考え物。

19.おすすめの書店は?
 結局良く使ってるのは、ジュンク堂ブックオフ
 マンガなら寺町通喜久屋書店がダントツ。

20.あの人は何を読んでるんだろう?な人にバトンを。
 聞いてみたい人がないではないですが、まあパスで。
 気が向いた方は、ご自由にお持ち下さいませ。


な、長かったな…。
最後までお付き合い下さった方、どうもありがとうございました~。