「against all odds」はちょっと不毛な努力。

えー、先日「不毛な恋愛に見切りをつける歌」を紹介したので、
そこからの連想?で、今日は「去り行く恋人に行かないでと願う歌」をご紹介。
フィル・コリンズの「Take a look at me now(against all odds)」です。
最近も車のCMで使われていたので、多分お聞きになったことがある方は多いと思うんですが。
こちらも著作権の都合で訳して見ましたが、原歌詞は

コチラでどうぞ。

どうすれば、君をただ行かせてしまうなんていうことができるだろう、足跡も残さずに。
呼吸の一つ一つを君と共有して、僕はここに立っていたのに。
結局のところ、君だけが本当に僕のことを分かってくれているんだ。

どうすれば、君はただ立ち去るなんてことができるのだろう。
僕ができるのは、ただ君が去っていくのを見ていることだけなのに。
だって僕たちは、笑いも苦しみも、涙さえも分け合っていたじゃないか。
結局のところ、君だけが本当に僕のことを分かってくれているんだ。

だから、どうかもう一度僕を見て。ぽっかりと穴が開いてるだろ。
ここには僕に思い出させてくれるものは何もありはしないよ、ただ君の面影以外には。
どうかもう一度僕を見て。ぽっかりと穴が開いてるだろ。
君が僕のところに帰ってくるのは、とっても難しいなことさ。
でも、それが僕のやらなくちゃいけないことなんだ。

できることなら、君をもう一度振り向かせることができたなら、
振り向かせて、僕が泣いているのを見せることができたなら、って思ってる。
僕には君に伝えなくちゃいけないことがたくさんあるんだ。
どうして君だけが、本当に僕のことを分かってくれているのかっていうことを。

だから、どうかもう一度僕を見て。ぽっかりと穴が開いてるだろ。
ここには僕に思い出させてくれるものは何もありはしないよ、ただ君の面影以外には。
ねえ、もう一度僕を見て。だって、ぽっかりと穴が開いてるだろ。
けど、僕にできることは、ただ君を待つことだけ。
それが僕のやらなくちゃいけないことなんだ。
もう一度僕をよく見て。だって、僕はずっとそこに立ち続けているから。
君が僕のところに帰ってくるのは、とっても難しいなことさ。
それが僕のつかまなくちゃいけないチャンスなんだ。

もう一度僕を見て…。

これ聴いてて何が悲しいって、
「こんなこと言ったって、きっと彼女は帰ってこないだろうなあぁ…」
としみじみ思ってしまうことなのですが(苦笑)。
とはいえ、そう言ってしまいたくなる気持ちもすごく良くわかるので、
なんかこう、そのへんの兼ね合いが、何度も聴きたくなってしまう要因なのかなあ、と。
もう20年以上前の曲で(1984年発表)、フィル・コリンズもいまや音楽界を引退してしまっているのに、
いまだにたびたびCM曲に使われますしねー。