正福寺地蔵堂。

こっからしばらくは、先日の関東史跡巡りのレポです。
東京駅に夜行バスで着いて、最初に向ったのは東京都東村山市
中央線で新宿に出てから朝ごはんを食べ、西武鉄道新宿線に乗り換えて約30分、
村山駅から西に歩くこと約10分で、正福寺というお寺に着きます。
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なんだか古い住宅地の中にある普通のお寺さんのような風情ですが、
実はこちらには、東京都下唯一の国宝建築があるんですね~。
東村山に在住経験がある友人は「そういえばあるね」という反応で、
バイト経験がある友人は「そんなんあるなんて知らんかったで」という反応でしたが(笑)。
いやまあ、僕だって国宝建造物完全制覇計画で調べるまでは知りませんでしたけど~(笑)。

というわけで、こちらがその地蔵堂
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正福寺自体は創建年代も経緯も不詳で、
伝承では鎌倉時代中期に建長寺の石渓心月が開山、北条時宗が開基とされています。
地蔵堂の建造年代は、尾垂木の墨書から1407(応永14)年と判明しています。
禅宗様仏殿の代表作の一つ…らしいですが、建築様式は僕はよくわかりません。
様式とは関係ないですけど、欄間の木の「なみなみ」具合が面白かったです。
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建物の手前には「貞和の板碑」と呼ばれる都内最大級の板碑があります。
もとは前川にかかる橋として使われていたそうです。
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「貞和五年」の文字が見えます?「貞和五年」=1349年です。

いまはこうやって覆屋の中に安置されています。
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