ネーベルホルン杯。

フィギュアスケートはジュニアのGPシリーズがとっくに開幕、
今週からはシニアのGPシリーズ前哨戦が始まりました。
まずはネーベルホルン杯
特に何も書くつもりはなかったんですが、シズニーが勝ったとあればコメントせずにはおれますまい(笑)。
以下、採点表しか見てない上での感想です。
(結果の詳細は公式HPでどうぞ。)
女子
1 Alissa CZISNY	USA 168.28 1 1
2 Laura LEPISTO	FIN 154.21 2 2
3 Akiko SUZUKI	JPN 146.93 3 3
4 Elena GLEBOVA	EST 131.63 4 7
シズニーはSPの2Fが軒並みGOE-3と実質的には転倒とほぼ同じ扱いですが
(しかも、きっと3Fを跳ぶつもりだったはず)、でも「減点0」です!
この喜びがいかほどのものか、シズニーファンでなくてはわかりますまい(笑)。
自爆さえしなけりゃ、スピン・ステップ・スパイラルでボコボコ稼げるからいいんですよ。
層の厚いアメリカ女子の中では大変だと思いますが、頑張ってほしいです。
今シーズンのGPシリーズはスケカナ一戦しか出場できませんしねえ。

そこらへんの事情は鈴木さんも同じ。
今回、SPはかなり良かったとおもうんですが(技術点だけなら1位だし)、
フリーは硬くなっちゃったんですかねー。ジャンプは2回転が多くて、コンビもうまく入ってない感じ。
この辺はPCSの出方も含めて「場数を踏んでなんぼ」の部分だと思うんで、これから頑張ってほしいです。

女子の方は、どの選手も調子はまだまだ仕上げの途上という感じですかね。
シーズンの初めとはいえ、全体にスピン・ステップのレベルの出方が辛いなあ、という印象。
男子
1 Nobunari ODA	 JPN 224.67 1 1
2 Michal BREZINA	 CZE 220.29 2 2
3 Yannick PONSERO FRA 197.71 8 3
4 Tomas VERNER	 CZE 197.38 3 4
織田くんはフリーの出だしで3A+3T+3Loをぶちかましてるあたり、調子良さそうですね~。
終盤の「1A」が良くわかんないですけど。
スコアの出方としては、スピン・ステップのレベルもそこそこ、加点もそれなり…なので、
シーズンの滑り出しとしてはなかなかいいんじゃないでしょうか。
なにより、久々の優勝は気持ちいいでしょうね。おめでとうございます。

珍しくフリーの方が好成績のポンちゃんが3位(笑)。
まあ、SPの出遅れは4Tが転倒に近い出来でコンビジャンプが入んなかったからだから、
仕方ないとはいえますが、いささか無茶なプログラムではあるまいか。
再来年のバンクーバーに照準を合わせてるってことなんですかねえ。
フリーでは加点バリバリの4Tが決まったようで、これは素晴らしい!

ベルネルはSPは3Aがダウングレード、フリーでは4Tで転倒、3Aが1Aに。
スピンもSP・フリーで合計3つもレベル1判定。
SPのコンビジャンプが3T+3Tというのも良くわかりません。
…うー、大丈夫なのかなあ。不安。

次戦は最来週のカール・シェーファー・メモリアル。
男子ではベルネル、織田くん、ウスペンスキー、べるるん、
女子ではコストナー、グレボワ、セベスチャンといったところがエントリーしています。