フレンズオンアイス(第1部・その2)。

続きは結局別記事で書くことにしました。
さすがに「埋もれたままで誰も読んでくれなくてもいい」とまでは思っていないので(笑)。
CSだとソロは8人分しかありませんでしたが、これで誰もカットされてないんでしょうかね?

○本田くん「ハナミズキ
中毒患者は1度のショーで2度は見ないと症状が治まらない、
本田くんの絶品イーグルを堪能しました(笑)。
観客のみなさんの反応も「待ってました!」という雰囲気です。
そういえば、先日のNHKの「サンデースポーツ」で(例の高橋くんの特集の回の時です)
小塚くんに4回転ジャンプのアドバイスをした話をしていましたが、
きっと日本選手みんなにとって、「偉大な先輩」にして「いいお兄ちゃん」なんでしょうね~。
本人の足の状態も良さそうで何より。

○カート・ブラウニング「I'm yours」
なぜに「ハゲでちょっと中年太りの40男」に、これほど魅了されてしまうのか?(笑)
溢れんばかりのサービス精神でいっぱいの演技ですが、
何が一番のサービス精神の表れかといって、40代であれだけ動かせる体を維持する自己節制でしょうね。
いまだに3回転を跳んでしまうのもそうですし、コミカルな動きも、あれだけの体のキレがあってこそ。
30代に入って、ぼちぼちと「どういう40代になりたいか」にも思いをはせつつある今日この頃ですが、
こういう40代は素敵だよなーと思います。小粋で酸いも甘いも噛み分けた40代。

ついでですが、最近「ある程度の年齢になったら、多少肉が付いてるほうが貫禄が出ていいんじゃないか」
と思う今日この頃です。
きのう何食べた?』の筧史朗さんではありませんが、
ある一定以上の年になって太ってないというのは、傍目になにか不自然なんだよな、きっと(笑)。

○シェイリーン・ボーン「Sound of San Fransisco」
今回のショーの映像を観ていちばん感銘を受けたのが、彼女の演技でした。
競技会とアイスショーとの違いを誰よりもわかっているのだなあ、と。
何ほどのことを見せているわけではないのですが、魅せてしまうんですよね~。
思いっきりのノリのいいダンスナンバーで、とにかく踊りのカッコよさで勝負。
そしてボーン様の美貌を余すところなく見せ付けます(笑)。
でもほんと、スタイルの維持とか、衣装とかも含めて、自分の武器を理解し、
「ショーは魅せ方一つです」というのをこれだけ実践できるスケーターはそうはいないでしょう。

カートとシェイリーンの演技を見て、
しみじみと「やっぱショーの作りにかけては北米が本場だねえ」と思われたことでした。
その点、荒川さんは「素材の見せ方」という点で、まだまだ伸び代があると思います。
もっと「あたくしの美貌にひれ伏しなさい」系でも良いのだと思うな(笑)。
思い切って長期滞在でブロードウェー行くとかしてみてほしいです。

○高橋くん「Luv Letter」
いやもう、まずはただただ「お帰りなさい、良く帰ってきたね」のひとことでしょう。
仕上がりとかは二の次で、とりあえずはこうしてちゃんとリンクで滑れる姿を見られるのがうれしい。
というわけで、評価を云々するような類のことではありませんが、
全体として、スケーティングが軽くなったなあという印象です。
余計な力が入らなくなったとでも言うのでしょうか。
この辺が、復帰に向けてみっちり筋トレしてきた成果なのかなあ、と。

あと、正直に言いますが、衣装はちょっとなんだか演歌歌手のディナーショーっぽい気がするです…(笑)。