東日本大震災チャリティー演技会。

東日本大震災チャリティー演技会~復興の街、神戸から~
出演者(演技順)
[第一部]太田由希奈/安原綾菜/田村岳斗/新田谷凛/國分紫苑本田武史
[第二部]村元小月田中刑事/上野沙耶/羽生結弦荒川静香高橋大輔
ということで、見てきました~。
演技会の趣旨についてはコチラをどうぞ。

ジュニアの子とかは語れるほどの何物も持ち合わせていないので、
知っている人のことを中心に感想を。

○太田さん
実は今回個人的には一番のお目当てだったのですが、なんとトップバッター。おおおお。
曲は『オペラ座の怪人』の「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」でした。うっとり。
なんといってもレイバックスピンの美しいことといったら…。
昨今は猫も杓子もビールマンといった観がありますが、
美しいレイバックスピンには同じだけの価値があると思うのですがねー。
フィナーレでもレイバックスピンを堪能させてくれました。眼福。
なんていうか、腕がゆったりとしなやかに広がる様は、まさに「氷上に咲く花」だと思うのです。

○田村くん
彼らしく、「シングシングシング」をコミカルに元気よく!
ペンギンみたいなバレエジャンプがかわいいとひそかに思っております(笑)。
退場時には投げキッス。さすがはベテランさん、ファンサービスというものをわかっていらっしゃいます。

○本田くん
SOIの時と同じ曲でしたが、やっぱり背負うものがあの時とは違いますね…。
ジャンプはすべて決めて、万感のイーグルもたっぷりと。
第一部のトリにふさわしい、胸熱の演技でした。
フィナーレでジャンプがすっぽ抜けたのはご愛敬(笑)。本人も「おっかしいなー」みたいに苦笑。

○羽生くん
曲はなんと「白鳥の湖」!そしてアンコールが「パガニーニの主題による狂詩曲」!
どちらもバリバリの本気モードで、最後は3Aまで決めちゃってました。
スゲ~。この子はほんと大器ですねえ。
個人的にびっくりしたのはツイズルスピン。
軸がずれてるとかではなくて、スピンの姿勢のままでスーッと平行移動。なんじゃありゃ。
スゴイとは思うのですが、競技的な評価はどうなんだろうあれ??
震災を実際に仙台で体験したそうで、今季は期するものがあるでしょうね。
練習環境も厳しいと思うけど、がんばれ!

○荒川さん
アヴェマリア」に「誰も寝てはならぬ」と鉄板の選曲。
これまた素晴らしかったです。
背中で手を組む変則Y字スパイラルとか、フィニッシュで前後180度開脚とか(チアリーダーみたいなやつね)、
不意に新しいムーブメントを入れてくるところが油断なりません。
ほんと荒川さんて足し算タイプの人だなあと思います。できることをどんどん足して増やしていくタイプ。
これだけベテランになって、新しい動きを組み込めるなんて凄いことですよ。

○高橋くん
主催は地元スケーター、東北勢はゲストということで、大トリは大ちゃん。
結果として、羽生くん・荒川さんでしっとり→元気にマンボ!という流れになりました(笑)。それも善哉。
いやしかし、マンボはさすがの切れ味で、延期された世界選手権に向けて
ちゃんとコンディション維持できてるんだ~と嬉しかったです(当然なんですけどね)。
アンコールは「ブエノスアイレスの冬」の一部を。

あと、個人的に面白かったのは、村元さんがフィナーレのためにわざわざ衣装替えしてくれたことでしょうか。
こういうところが行き届いていて面白い子ですよねー。ある意味すごくショー向き。

で、終演後は募金タイム。
出口のところで、募金箱を抱えたスケーターがズラッとならんでお見送りです。
間近で大好きな選手と話ができて嬉しかった!のですが、
のっけから荒川さん→羽生くん→太田さん→高橋くんと並んでいて、
最後の岳斗くんのところまで来たら、みんな入れるものがもう手元に残っていないというワナ。
ご、ごめんよ岳斗くん。なんか申し訳なし。
こんなことなら同じ金額でも小銭で用意しとくんだった~と思いました。不覚。
「千円札用意しとかなきゃ」っていうのは頭にあったんですけどねー。
たくさん募金が集まっていると良いのですが。

最後に一言、間近で見た羽生くんは眉毛が八の字になるのがかわいかったです。