兵は神速を貴ぶ。

去年の末に投稿した論文はボツになりました。
いやー、そうなるんじゃないかなーという気が、このところしてたんですよ。投稿した後になって。
…って、だったら最初から投稿すんなよって言われますね(苦笑)。
(こういうのが編集委員の仕事を増やしてるんだと思うとシャレにならないな、
 と思わざるをえなくなった今日この頃です。反省。
 まあそれも仕事のうちと言えばそうなんですけど。)
まあなー、こういうのって頭がある程度クールダウンしてからじゃないと客観的に見られないしなあ。

素材の良し悪しはともかくとして、そもそも書いてる途中で
自分の書きたい方向性がどんどん変わってっちゃったんですよね。
書いてる途中で見えてきた方向に突き進んでみたら、
たどってきた途中経過に不要部分と不足部分ができちゃって、
でもそもそもの素材としてのこだわりがあるから変更がままならず、結局まとまらない、と。
多分、最大の敗因は時間をかけすぎたことで、
でも時間をかけないわけにもいかなかったから、負けるべくして負けたってことか。

となると、問題は敗戦処理
現実的には、「結論部分は大会報告でやって、個別の論証は適宜バラ売り」だろうなあ。
付いてきたコメントから、個別論証と結論部分との距離の隔たりに対する担当者のとまどいがほの見えて、
読んでて半苦笑してしまいました。

しかしこれ、個別の部分をバラすにしても、「バラして載るのか?」という気が。
どうするかなあ。下手するとお蔵入りかあ。
まあちょっと考えます。