室生寺・その2(国宝三寺社一気制覇・その4)。

まだちょっと残っていた、室生寺のレポの続きです。
決して忘れていたわけではなく。

五重塔の脇の道をだーっと登っていくと、奥の院に着きます。
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奥の院(御影堂)…のつもりで撮ったら、実はこれは位牌堂らしいです(ええ~!)。
道はそこそこハード。
奥の院の方が小さくて、全然目立たなかったんだけどな…。
奥の院室町時代の建造で、重要文化財に指定されています。

奥の院には小学生が描いた地獄絵がかかっているのですが
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…なんだかみょうに楽しそうな地獄だなあ~。
『じごくのそうべえ』にインスパイアされているのでしょうか。

で、この位牌堂の裏の岩山には、石造七重塔が建っています。
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位牌堂も石造七重塔もいわれは調べきれなかったんですが、非常に良いもので気に入りました。

さて、室生寺には二人の有名人のお墓が。

・伝北畠親房
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なぜ「伝」かといえば、親房の墓であるという伝承を裏付けるものがないから。
まあ実際、親房は南朝のあった賀名生で死去していますから、
室生寺に葬られるいわれはないと思うのですが…なにかあるのかな?
室町時代前期作の五輪塔として、重要文化財に指定されています。

桂昌院
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桂昌院徳川綱吉のお母さん。
個人的には、最近すっかり『大奥』のお玉で刷り込まれてしまっていますが…(笑)。
なんでも、スポンサーとして室生寺の堂塔修理を行ったのだとか。
別に遺骨が納められているわけではないので、正確には「供養塔」ということになるんでしょうかねえ。
そういうことを言い出すと、
じゃあ高野山にあるいろんな歴史上の人物の「墓」はどうなのか、ということになるのかもしれませんが。

それにしても、墓の登場頻度の高いブログです(笑)。