不退寺。

5月末のことになりますが、関西に来た友人と一緒に奈良をあちこち回ってきました。
振り出しは、友人の宿願の地ということで、不退寺です。
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不退寺は809年(大同4)に平城上皇の隠棲の地として「萱の御所」と称したのが始まりとされており、
平城の皇子である阿保親王、阿保の5男である在原業平が暮らしたとされています。
この御所が寺院とされたのは、業平が伊勢神宮に参詣した際に神勅を受け、
聖観音像を刻み「不退転法輪寺」と号して阿保親王の菩提を弔ったことによるとされています。
こうした由緒から「業平寺」とも呼ばれています。
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南門は1317年(正和6)の建立、本堂は南北朝時代から室町時代前期の建立、
多宝塔は鎌倉時代の建立で、それぞれ重要文化財に指定されています。
また、上記の業平作と伝えられる聖観世音菩薩立像・五大明王像などの重要文化財が残されています。
行ったのが5月28日だったんですけど、
この日は「業平忌」と呼ばれる業平の命日だったんですよね。
(僕は全然知りませんでしたがw 友人のおかげです)
門のところにのぼりが写っています。
多宝塔の内部とかも特別公開されていて、楽しかったです。