葵祭体験記。(その2)

さて、装束に着替えたところで、行列組んで出発!…のはずなんですが…
出発どころか、なかなか行列ができあがりません。
指示の段取りとか役割分担とかがあんまり決まってないんですね、きっと。
おまけに、役付きの人たちは、行列そっちのけで記念撮影に夢中です(笑)。
ま、気持ちはわかりますが。

さてそれで、もともと私は、牛車の後ろにいる替え牛のさらに後ろで、明かりを持つ役でした。
ところが、予定人数の一部が行方不明?になって、人数が足らなくなってしまい、
牛車に付く役に急遽変更。
事前の説明では、「人数の変更は許されないので、欠席の場合は代理を立てるように」
とまで言われてたんですが…なんか案外いい加減。
結果的には、とっても目立つ役になれてよかったんですけどね。
目立つので、姿勢や態度についても、「腕組んだりはしないでね」と注意があります。
自主規制してメガネもはずしました。
大学の先生に、「せっかくだから写真にとって資料にしようと思ったら、
メガネかけてたりして困る」と言われていたので。ま、確かにちょっと興ざめかも。

とまあ、非常に目立つ牛車ですが、実は中はもぬけのから。だーれも乗ってません。
葵祭のHPも、「勅使用の牛車を行列を立派にするため、参加させている。」と明記してます。
要は観光用の飾りなのです。
これだけ注目が集まるんですから効果は絶大、なかなかのアイデアですよね。
でもみなさん、写真を取りたい気持ちはわかりますが、
あんまり周りのアルバイトに邪険にしないで下さいね。
「写真取るしどいて~」ってってさんざん言われましたが、
こちらとしても周りにいるのが仕事ですんで(苦笑)。

長くなったんでその3突入ですが、まだ行列は出発もしていません(笑)。
まあ実際、行列開始までたっぷり1時間以上は待ちましたから。