香取神宮。

さて、佐原の古い町並みを経て、香取神宮へ。
これがつらかった~。
佐原の駅からだとざっと4km強、伊能忠敬旧宅からでも3kmはあります。
これを重い荷物を背負っててくてく歩く。

香取神宮
延喜式神名帳でも伊勢・鹿島と並んで「神宮」と称された由緒正しい神社。
中世には下総国一宮です。
創建は神武天皇18(紀元前643)年と伝承されているそうです。
大きく出たな、という感じですが(笑)。
祭神の経津主神は、武甕槌大神鹿島神宮の祭神)とともに、
出雲の大国主神のもとに国譲りのために派遣された神様です。

・鳥居
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・総門
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_50930050_1?2007-12-13 23:22:43
・楼門
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_50930050_2?2007-12-13 23:22:43
・本殿
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_50930050_3?2007-12-13 23:22:43
12月なので、年末の大祓えのための茅の輪が出ています。

宝物館では海獣葡萄鏡(国宝)や古瀬戸の狛犬(重文・250円切手のデザイン)などが見られました。
『香取大禰宜家文書』の頼朝寄進状なんかは出てなかったので残念でしたが。
てゆーか、宝物館が一昔ならぬ三昔ほど前の設備で、
こんなケースに国宝が入ってていいのかな~という気が…(保存の面でも保安の面でも)。

ところで、個人的な一番のお目当てはこれでした。
・要石
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/a5/64/historian126/folder/1497051/img_1497051_50930050_4?2007-12-13 23:22:43
要石とは何かというと、「地震を起こす大ナマズを押さえている石」のことです。
鹿島神宮の要石とペアになっていて、香取のものが凸型、鹿島のものが凹型となっています。
これ、むかーし水木しげるの『妖怪百物語』で読んで以来、ぜひ一度見てみたかったんですよね。
(どんな本でも、その気で読めばなにかしらん役に立つものではなかろうかと)
実際見てみるとしごくあっさりした石でしたが。

どうにもしんどかった上に、香取神宮から香取の駅までの距離は2kmほどと
これまた結構な道のりだったので、参道の蕎麦屋さんで食事をして荷物を預かってもらい、
電車の時間までずいぶんあったので、お茶屋さんで名物草だんごをいただきまたーりと休憩。
(草だんごの写真も撮ったつもりが見つからず。よっぽど疲れてたのかな…。)

で、続きましては鹿島神宮へ。